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6月。避暑を期待していたが見事に裏切られた初夏の北海道。その試される大地へ、私は初めて降り立った。
北の大地はサウナの激戦区だ。出張が決まった瞬間から血眼になって名店を調べ上げたが、現実は甘くない。仕事の合間を縫うには、北海道はあまりに広すぎた。「片道3時間」というパワーワードを前に、私のサウナ巡業計画はあえなく崩れ去った。あまりの無念さに、北の夏空を仰ぐしかない。
結局、夜な夜なすすきので酒池肉林の限りを尽くし、欲望のままに散財するだけの毎日。しかし、これだけは譲れなかった。宿だけは、意地でも「サウナ付きビジネスホテル」を死守したのだ。
今回選んだ『ホテル・アンドルームス』のサウナは、ビジホの範疇を完全に超えていた。
扉を開ければ、そこはストイックなまでに洗練された本気の空間。ビジホでは珍しいセルフロウリュが完備されている。熱した石に水を落とせば、重厚な蒸気が一気に立ち昇り、シックな室内を支配する。すすきので欲に塗れた体に、この蒸気は格別な充足感と恍惚感を与えてくれた。
水風呂不在という、ある種の「ご愛嬌」さえも、この際はどうでもいい。
火照った体を抱えたまま外気浴へ向かえば、そこには大都会・札幌の夜が口を開けていた。
鼻をくすぐるのは、どこか裏社会の気配を孕んだ、退廃的な大人の遊び場の匂い。
北国なのに生ぬるい風が、サウナで熱を帯びた肌を嘲笑うように撫でる。キツネに化かされたような不思議な感覚の中、意識が遠のき、深い快楽へと誘われていく。
サウナーとしては不本意な出張だったはずが、この風一つで、すべてが「正解」になった気がした。

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- 2022.06.24 08:39 tona🦌
- 2022.07.02 20:49 エッセンシャル飯村
- 2022.07.02 21:59 エッセンシャル飯村
- 2022.07.13 22:16 旅の凡人
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