青森ねぶたサウナ(青森屋 by 星野リゾート)

「青森感が存分に感じられる浴場」

青森県の三沢市にあるホテル。青森県内の比較的南に位置していて新幹線利用なら八戸駅で下車する。星野リゾートが手掛ける施設で施設、食事、アクティビティどこをとっても素晴らしい。

ロッカーも浴場も広く、内湯はヒバの香りが充満していて、外湯は開放的な浮湯となっている。温泉だけでも満足できる上にサウナ、水風呂、外気浴が楽しめるので言うことがなし。

# サウナ
定員12名程度の中型。向かい合うストレート2段の木製座面。サウナ室の外にねぶたサウナマットがある。座面奥にmetos製のサウナストーブがあり、その上にミニチュアねぷたが掛かっている。室内にはねぶた祭りの掛け声がBGMとなっている。

温度は90〜95℃。朝風呂の方が利用客が少なく、温度が高い。湿度は意外とカラカラ寄り。ストーブの上にロウリュ装置らしきものがあるが、
訪問日に稼働している瞬間に立ち会うことはなかった。サウナ全体が木造りで室内には新しい木の香りが漂っていて気持ちいい。天井が湾曲した不思議な造りとなっている。

温度計や12分計もねぶた仕様になっていて慣れるまで少し見づらい。ただ全体的にこれでもかと青森ねぶたで統一されたサウナ室はchillくて唯一無二感がある。ラッセーラが響くサウナ室でじっくり熱と向き合うことができる。

# 水風呂
サウナ室を出て3歩のところに石造りの小〜中型浴槽がある。がんばれば3人くらい入れそうな気もするが、利用客がそこまで多くないので基本的に一人で貸しきれる。水温計はなかったが比較的冷たく心地いい水風呂。体の芯まで冷やすことができる。自然豊かな露天エリアと相まって良い。

# 休憩
外気浴可。サウナ室のすぐ横に整い椅子が2つ。サウナ、水風呂、外気浴の導線が短い。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

無念。。。。
そりゃないっす。

正直、今回の行動範囲で目ぼしいサウナ施設があまりないなか、七時雨山荘と並ぶ、この旅のハイライトにしていたサウナ。宿泊しないと利用ができないということで、久しくない高価格帯の宿に泊まることにした。星野リゾート自体も、一度行ってみたかったし。

20時前の遅めにチェックイン。敷地、館内ともに広い。まさにリゾートといった感じで贅沢な作り。

21時からのねぶたショーの前に、サウナを味わっておこうと喜び勇んで浴場に向かう。。。

入口に「ロウリュ、メンテ中です」の立て札が。。。。
愕然。

15分に一回のロウリュと、ねぶたの演出を楽しみにしてたのに。。。。サウナイキタイにも情報載ってなかったし。残念すぎる。

【サウナ】
まず浴場がデカい。そしてヒバの木材で作られており、その香りが素晴らしい。屋外スペースに出て、サ室に入る。おお、これがあのねぶたか。。。サウナマットも時計もサウナストーンもねぶた一色。セッティング自体は、、、、普通。湿度もなくカラカラのサ室は、個人的には苦手なタイプ。汗の出方も中の下。完全に消化不良。はるばる来たのに、高い宿泊料金払ってるのに、という悔しさも相まって気分が乗らない。機械の故障だから仕方ないけど、チェックインの受付の段階で言ってくれてもいいような。。。まあ、それは無理か。

【水風呂】
これは気持ちいいやつ。水温は体感18度くらいで、長居ができるタイプ。水質もよい。青森は水がよいのだな。ただし、設計は非機能的で×。シャワー、掛水スペースもなく、足元の位置に水風呂があるので、掛水がとてもしづらい。よって、汗カットで入水する人も少なくない。中国人と思われるお客さんも当たり前のように汗カット。萎える。

【休憩】
外気浴スペースのみ。広い庭園と池を望み、眺望が抜群。これはいい、と思わず漏らしてしまった。

サウナの悔しさのあまり、スタッフの方に「翌日には直らないですよね？」「音楽だけでも・・」とダメ元で相談を持ちかけ、困らせしまう。とても丁寧にコトの経緯を説明してくれて、幾分、気分が晴れる。今月からずっとこんな感じらしく、しばらく復旧しないとのこと。

翌朝。3時半起きで、八戸の朝市を楽しんだあと、再び戻り、朝ウナに向かうが、サ室のコンディションは昨晩よりも悪くなっていて（カラカラで肌に合わない）、サウナ好きの自分でも1セットで終了する。離れにある元湯や、その他のお風呂、館内の設備は大満足。

人生は山あり谷あり。七時雨山荘で幸運を使い果たしたので、青森屋では不運が回ってきたと自信を説得。でもやっぱ、残念。このサウナのためにもう1回再訪することもさすがにないしな。