ある会社員

2026.02.21

1回目の訪問

急遽入った祖父の危篤の知らせ。
深夜に車を走らせ、祖父に顔を見せ転院検査の手続きと親族への挨拶を行った私は、寝不足と疲労でホテルに着いた途端深い眠りについた。

目が覚めると午後15時、久々の京都だ。どこか疲れを癒やせる場所に足を運んでみよう。

東本願寺に夕日が重なり始めるなか、六条通りのホテル街を足早に駆けていく。
サウナの梅湯も考えたが、あそこは混雑する。今日は白山湯に行こう。心はすでに決まっていた。

東本願寺直上の閑静な住宅街、その一角に白山湯 六条店はある。どうどうと掲げられる「天然名水」の看板。
受付を済ませ、服を脱ぎ捨てて浴場へ向かうと、まずは銭湯にしてはバリエーション豊かな大浴場が飛び込んでくる。電気風呂やジェットバス、ジャグジーに日替わり薬湯まで、銭湯とは思えない内湯の充実ぶりに圧倒される。
京都サウナの特徴だが、限りあるスペースを有効活用するために浴槽がとにかく深く作られている。京町屋の庶民は空間を存分に有効活用するんだなあ。

湯通しを終えたあとは、サウナへ。あれ?サウナはどこだ?
周りを見回すと、外に通じる扉が。サウナは露天風呂に併設する形で存在していた。というか銭湯なのに露天風呂あるのすごいな。

サウナ室へ入ると、遠赤ストーブの放射熱がぐわっと押し寄せる。昭和ストロングだ。
サウナ室は左右両サイドに二段、座面が配置されている。その両奥にテレビがついている。なんて贅沢な造りなんだ。

バチコリ汗をかいた私は、そのまま内湯の水風呂へ向かい、名高い名水に身を浮かべた。ああ、生命の息吹を感じる。これでもかと放出される滝に頭から打たれ、優しい京都特有の超軟水に包まれた私は、子供時代に祖父と入ったお風呂を思い出していた。湯船の水中で空気をポコっと手から噴き出し、オナラやオナラやと小さい僕を楽しませてくれたあのおじいちゃんと、僕はあと何回会えるんだろうか。
顔を出すたびに会えなかった分おもちゃやお菓子を買ってくれたおじいちゃん。僕が大学に合格した際に、よほど嬉しかったのかスナックでご近所中に孫が大学に合格したと話しまくっていたおじいちゃん。
押し寄せるおじいちゃんの記憶。
溢れ出る涙や嗚咽を滝は全て洗い流してくれた。

露天風呂の贅沢なリラックスシートで横になり、明日祖父に会う際に話しておきたいこと、やっておきたいことをゆっくり考えられた。

京都サウナは青春を思い出させる。
誰かがそんな事を言っていた。

ある会社員さんの白山湯 六条店のサ活写真

招福亭

天ざるそば大盛り

京都名物の茶そば

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 118℃
  • 水風呂温度 18℃
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