極楽湯 名取店
温浴施設 - 宮城県 名取市
温浴施設 - 宮城県 名取市
夏季休暇を利用して、今日から故郷の宮城県へ帰省しています。
この土地に帰ってきた時、必ず最初に訪れる場所はそう。極楽湯名取店、通称・名取ゴック。
開店したのは、私がまだ小学生だった頃。
およそ30年の歴史を重ねたその建物は、当時と殆ど変わらない外観で、まるで昔の友人のように静かに迎えてくれる。年月は確かに流れたが、変わらないものがあるという事実は、帰郷した心をじんわりと温めてくれる。
館内に足を踏み入れると、年季は感じるものの、清掃が行き届き、整えられた空気が漂っている。ここは、華やかさや派手さよりも、地元の人々に寄り添う温かさが根付いた施設だ。
受付を済ませ、階段を上がって2階の浴室へ向かう。浴室の扉を開けると、目に飛び込んでくるのは大きな窓から差し込む明るい光。外の天気まで一緒に浴室へ運び込まれるようで、思わず深呼吸をしてしまう。
まずは水圧強めのジェットバスで身体をほぐす。筋肉の奥にまで届くような力強い水流が、移動の疲れを押し流してくれる。
そして向かうはサウナ室。タワー型の室内は、遠赤外線ストーブとストーンを載せたストーブという二つの熱源が鎮座している。30分に一度、オートロウリュが始まる。熱せられたストーンに、ミストが約1分間かけてじわじわと降り注ぎ、やがて送風機が回り出す。空気が一気に攪拌され、体感温度が急上昇。最上段に座っていると、熱気が顔を包み、思わず下を向いてしまう程。
この熱さは、都会で慣れた温和なサウナとは一線を画す、故郷ならではの力強さを持っている。
サウナを出れば、待っているのは水風呂。
掲示では水温17℃とあるが、体感はそれよりもずっと冷たい。ナノ水で満たされたその透明な水は、肌を優しく、しかし確実に冷やしていく。全身を沈めれば、さっきまでまとっていた熱が一気に溶け落ち、頭の中まで澄み渡る。
そして外気浴へ。
露天エリアには椅子がずらりと並び、まるで帰省客を歓迎する特等席のようだ。
横たわり、故郷の空を見上げる。夏の雲がゆっくりと流れていく。その下で、子どもの頃の記憶が静かに蘇る。学校帰りに友達と笑いながら自転車を漕いだ道、夕方の商店街の匂い、冬の空気の鋭さ。全てが今のこの風景とどこかで繋がっている。
思えば、この場所も私の人生の一部だった。
子どもの頃は家族と、大人になってからは一人で、時には友人と。
年月と共に訪れる理由も、共に過ごす人も変わってきた。それでも変わらないのは、ここがいつも温かく迎えてくれるという事だ。
「好きさ、この街が」
サウナの熱と水風呂の冷たさ、そして外気浴の風が、私の中のその思いをさらに鮮やかにする。
此処は私が「帰ってきた」と実感するための大切な場所だ。
以上
男
故郷とか里帰りが羨ましく感じる素敵レビューでした🥰
トントゥありがとうございます! 帰省って良いですよね。思い出、ノスタルジックに浸るのもまた良き…です!
名取極楽湯はとにかく外気浴スペースが圧巻ですよね✨(1回しか行ったことないですが😅)
秒さん!この地元ならではの空気感、というか匂いにホッとしてしまうんですよね…!
ありがとうございます。お正月以来の地元なのでゆっくりさせてもらいます。オートロウリュになってから初の名取極楽湯、想像以上に熱々でびっくりでした。帰省中にまた行くかもしれません。
多賀城極楽湯、まだ行った事がないので機会があれば…!!
噂で聞いていた極楽湯名取店のオートロウリュ、初めての体験でした!かなり熱いですね…!おかげであのキンキンに冷えた水風呂と相性抜群ですね。帰省の楽しみが増えました!
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