ヒャダ

2025.08.30

49回目の訪問

夏の終わりが近づいている。
今日と明日で八月も幕を閉じるというのに、空はまるで盛夏のように澄み切り、太陽は遠慮なく照りつけてくる。快晴を通り越して、茹だるような暑さだ。車を走らせて向かったのは、いつものグリニティイワタ。
日帰り入浴の利用開始時刻、午前10時に合わせて駐車場に滑り込む。建物に入れば、既に館内は心地よい空気で迎えてくれる。今日の男湯はDaichi。

香りの良いアメニティで汗を流し、身を清めてから湯船へ。目の前に広がるのは漆黒のモール温泉。黒く濃い湯は光を吸い込み、ただ静かに湯面を揺らしている。その色合いは不思議と落ち着きを与え、肌を包む感触は柔らかで優しい。

そしてサウナ。無音の空間に入れば、日常の音がすべて切り落とされたような静寂が広がる。三段ベンチの最上段に腰を下ろす。熱がじわじわと身体を包み、額から汗が伝う。今日はグリニティにしては人が多い。それでも誰一人として会話をしない。熱に集中し、ただ自分の身体と向き合う。人の数と静けさが矛盾しない、不思議な均衡がそこにあった。

十分に蒸された身体を、地下水の水風呂へと沈める。水温はおよそ17度。刺すような鋭さはない。むしろ身体に馴染み、やわらかく包むような冷たさ。肌に当たる瞬間、地下を流れてきた清らかな水の感触が伝わり、呼吸が自然と深くなる。派手な刺激はなくとも、確かに芯まで冷えていく感覚に安堵する。

水風呂から上がり、露天へ。そこにはおなじみの、すべり台のような形をした寝そべり椅子が並んでいる。午前中のこの時間はちょうど日陰となり、涼しい風が頬を撫でる。体を横たえ、空を仰ぐと、青がどこまでも続いていた。風と木陰のバランスが絶妙で、重たくなった体温を優しく整えてくれる。

ふと耳を澄ます。つい先日まで鳴り響いていた蝉の声は、もう聞こえない。代わりに漂うのは、静けさと風の音。夏は確かに終わりへと傾いている。しかし現実の気温はなおも高く、肌にはじっとりと汗が滲む。
この矛盾が、八月の終盤らしい。暦の上では秋へ向かうが、実感はまだまだ夏の中にいる。

黒い湯、無音の熱、柔らかい地下水、そして風。
すべてを重ねるように味わいながら、私は夏の終わりを噛みしめていた。
季節が変わっても、この場所が変わらずにあること。
その確かさが、何より心を落ち着かせてくれる。8月の最後の週末にふさわしい時間だった。

以上

ヒャダさんのGREENITY IWATAのサ活写真
ヒャダさんのGREENITY IWATAのサ活写真

ラーメン山まさか

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  • サウナ温度 80℃
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