2023.06.22 登録
[ 千葉県 ]
西千葉。住宅街の中に、その銭湯はある。
暖簾をくぐると、微かに薪の香りがした。悪くない。
サウナ室に入る。テレビはない。静かだ。いや、静かではない。薪がパチパチと爆ぜている。それだけだ。それだけで、十分だった。
ケンズメタルワーク製の薪ストーブ。炎が揺れている。じっと見ていると、なんだか落ち着いてくる。
セルフロウリュをやってみる。柄杓を持って、驚いた。でかい。相当でかい。一杯分、ストーブに注いだ。次の瞬間、室内が激変した。なるほど、これは手加減が必要だ。
3セット、黙々と繰り返す。
水風呂は地下水かけ流し。18度前後。バイブラあり。冷たすぎない。長く入れる。これは、いい水風呂だ。
外気浴。露天スペースに出ると、ジャグジーのゴポゴポという音が聞こえてくる。特に何があるわけでもない。ただ、整う。
銭湯でこれか、と思った。
[ 千葉県 ]
近所にこんな場所ができていたとは。
クラウドファンディングの話は聞いていた。気になっていたのだ、ずっと。徒歩圏内というのがまたいい。自分の足で来られる場所というのは、それだけで加点だ。
まず1階。浴槽フロアだ。炭酸泉、洗い場の広さ、清潔感。悪くない。いや、かなりいい。体を清め、2階へ向かう。
2階に上がった瞬間、サウナ室の数に少し驚いた。これほどとは思わなかった。
最初に選んだのは薪火サウナだ。
入った瞬間にわかる。熱さが、本物だ。湿度もある。乾いていない。肌にじんわりと、しかし確実に熱が入ってくる。汗が出る。止まらない。これでいい。これがいいのだ。
水風呂は3種類あった。ここで少し考えた。どれにするか、という贅沢な悩みだ。キリッと冷たいもの、ほどよいもの、そして23度前後のジャグジー付き。体と相談しながら、全部試してしまった。
ととのいスペース。エアウィーヴのようなマットが敷かれたベッド。横になった瞬間、ああ、これはいけないと思った。本当に整ってしまった。
帰り際、気がつくと回数券を買っていた。財布が動いていた。体が正直に答えを出してしまった。
ひとつだけ残念なことがある。食事処がまだ工事中で、建物も少し離れているらしい。腹が減っているのに、その選択肢がない。これは痛い。早く開いてほしいものだ。
だがまあ、また来る。それは決まった。
[ 群馬県 ]
ロッテの遠征で前橋へ。試合は惜しくも敗戦、おまけに真夏日で汗だくのまま、近くの毎日サウナへ流れ込んだ。
サ室は中央に薪ストーブがドーンと鎮座。全面からじんじんと熱が押し寄せてくる。薪特有の柔らかい熱で、身体の芯まで温まる感覚だ。
水風呂はいい感じの冷たさ。汗だくの身体に心地よく刺さる。
ととのいスペースは外気浴こそないが、椅子がたっぷり並んでいて困らない。
アウフグースでは熱波師の方がサ室で踊りながらタオルを豪快に回す。初めて見てびっくりしたが、これが気持ちいい。
コンパクトながら密度の高い施設。自宅近くにも毎日サウナができたので、次はホームで楽しみたい。
[ 愛媛県 ]
有給消化中のサウナ旅、愛媛・西予市へ。
宇和パークホテルは外観・客室ともクラシックな雰囲気。しかし4階のサウナフロアは真新しく、別世界のような清潔感。宿泊者料金1,100円でイン。
サ室「石道」はHARVIA製ストーブに90℃設定。セルフロウリュをひと杓くれてやると、体感温度が一気に跳ね上がる。アツアツだ。
水風呂はヤマミ醤油の大樽が2つ。大きい方は冷水でしっかり冷えており、小さい方は常温でゆっくりクールダウン。使い分けが楽しい。
外気浴はベランダのデッキチェア。背もたれの角度がちょうどよく、空を見上げながら自然にととのっていく。
旅の途中で思いがけず出会った、南予の新鋭サウナ。これは来てよかった。
[ 鹿児島県 ]
マリーンズの試合が雨でコールドゲーム。ずぶ濡れで体が冷え切ったまま、ホテルへ移動。そんな日だからこそ、サウナが体に染みた。
ホテルはリニューアル済みで清潔感があり、とても過ごしやすい。宿泊者としてゆったり構えられるのがいい。
フィンランドサウナはケロ材の壁と桜島溶岩石のストーン。85℃ながら湿度があり、じんわりと深く温まる。備長炭温泉蒸気サウナも体験。スチームが噴き出す瞬間の包まれ感がたまらない。
水風呂は16℃のチラー管理。キリッと引き締まりながらも、尖りすぎない優しい冷たさ。
アウフグースは白髪の熱波師。力みのない柔らかな仰ぎで、気づいたら体の芯まで熱が通っていた。癒やし系の熱波に、ただただ身を委ねた。
マッサージが受けられなかったのだけが心残り。次回は必ず。
天然温泉(地下930m)でしっかり締めて、冷えた体も心もととのい完了。
[ 熊本県 ]
「MAD MAX」とかけて、映画の『マッドマックス』と解く。
そのこころは…
「どちらも、ぬるま湯では終わらない」
熱波師さんのロウリュで限界を超えたあと、水風呂へダイブ。
ここは荒野か、湯らっくすか。
ととのいました🔥💧
[ 長崎県 ]
まさに「人間温泉卵」。小浜の源泉パワーに圧倒される。
らかんの湯から一転、長崎・小浜温泉の「蒸気家」へ。
名前の通り、温泉のエネルギーをそのまま「蒸気」として浴びる、野生味あふれる体験をしてきました。
【蒸し風呂:3分の壁】
大浴場の片隅に鎮座する、一畳ほどのコンパクトな蒸し風呂。
入口の注意書きには「3分以内まで!」の文字。その理由は、中に入れば一瞬で理解できました。
トイレの個室のような密閉空間に、猛烈な勢いの蒸気。
「これは、自分が温泉卵になってしまう…!」
そう感じるほどの熱量に、初回は3分持たずに脱出。水風呂はありませんが、洗い場で一息つくだけで、身体の芯がどっしりと熱いのが分かります。
【温泉を「吸う」贅沢】
2セット目は、その熱さに身を任せて深呼吸。
そこで気づいたのが、ふんわりと漂う硫黄の匂い。
スチームサウナでありながら、まるで温泉にどっぷりと浸かっているような感覚。鼻から温泉成分を吸い込む、なんとも贅沢な慰撫の時間でした。
【最高のサ飯:源泉蒸し料理】
入浴後は、お楽しみの温泉蒸し釜。
地元の魚や旬の新タマネギを、地球の熱で一気に蒸し上げます。
素材の甘みが極限まで引き出された新タマネギと、ホクホクの魚。
サウナで蒸され、飯も蒸す。小浜温泉のポテンシャルを胃袋まで流し込んで、今回の旅を締めくくりました。
[ 佐賀県 ]
5年越しの再訪。人生の節目に、進化した「楽園」で雨と溶け合う。
コロナ禍の2021年以来、5年ぶりの訪問。
人生の節目に選んだのは、やはりここ「らかんの湯」でした。
薪サウナ、薬草スチーム、冷水プール、そして新設された休憩所……。アップデートされた楽園の姿を、全身で受け止めてきました。
【薪サウナ:屋根裏から注ぐ熱の洗礼】
まず圧倒されたのは、見たこともないほど巨大な薪ストーブ。
サ室の2階、まるで屋根裏のような場所からラドルで水を投げ入れるスタイル。ストーブに当たった瞬間に舞い上がる蒸気が屋根裏まで一気に押し寄せ、汗が止まらなくなります。薪の力強さをこれほどまでに感じるサウナが他にあるでしょうか。
【冷水プール:半地下の浮遊感】
熱された身体を鎮めるのは、半地下に新設された冷水プール。
2.5m四方の空間で、水深60cm、水温16℃ほど。身体を浮かせて無心になると、薪サウナの熱がスッと抜けていく……。浮遊感とともに、一気に深いリラックスへと導かれます。
【外気浴:雨音のBGM】
この日はあいにくの雨。しかし、それすらも最高の演出でした。
板張りの床に大の字になり、身体中で雨を受け止める。目をつぶれば、ポツポツという雨音だけが聴こえてくる。自然と一体になり、そのまま「ととのい」の世界へ。
【薬草スチーム:香りに慰撫される】
黒い壁に一線の光が差し込む、幻想的な薬草スチームサウナ。
もうもうとした蒸気の中、鼻から息を吸い込めば、ほうじ茶と薬草が混ざり合ったような芳醇な香りが優しく包み込んでくれます。スチームとは思えないほどの発汗、そして従来からの深い水風呂への動線も完璧です。
【休憩:囲炉裏とかんころ餅】
2階の休憩所は、まさに極楽。
深く寝そべれるデッキチェアに、3種類のフルーツウォーター、そして名物のプリン。
囲炉裏で焼いた「かんころ餅」を頬張れば、さつまいもの優しい甘みが口いっぱいに広がり、多幸感とともに「ととのい」の完成へ。
5年前よりも遥かにパワーアップした体験。
時の流れとともに進化したこの場所で、人生の新しい一歩を祝うような、贅沢な時間を過ごせました。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。