ゴールデンタイム高松
カプセルホテル - 香川県 高松市
カプセルホテル - 香川県 高松市
よきサウナは団扇が立つ⁈
週の始まりが火曜日だというのに、なぜか身体はすでに金曜のような重さをまとっていた。
「まだ二日しか働いていないはずなのに…」そんな嘆きが胸をよぎる夕方。
だが、私には“サウナ”がある。
館内に足を踏み入れると、ちょうど5時半のアウフグースが佳境を迎えていた。
はやる気持ちを抑え、まずは身を置き止めての“下茹で”。
熱気の輪に飛び込みたい衝動を、じんわりと整える時間へと変えていく。
6時の回は青玄さん。
タオルが空気をしっかりと掴み、熱を抱えたままこちらへ滑り込んでくる。その熱波は鋭さよりも“包容力”。冷え切っていた身体の芯に、ゆっくりと火が灯るような感覚が広がる。
続くセルフロウリュは、いつもより長めに。
蒸気が肌を撫でるたび、血が巡り、指先まで温度が戻っていくのがわかる。
「今日、来てよかった」そんな実感が静かに積もっていく。
館内放送で“熱波イベント”と告げられていた7時の回。
期待は自然と高まる。トモクニさんは、いつものように軽妙なギャグで場をほぐし、参加者のコンディションを一気に“ととのえモード”へと引き上げる。前半はタオルでじわじわと温度を上げていく。団扇へ換装する瞬間、団扇がスッと立ち上がるという吉兆まで飛び出した。氷休憩を挟んだ後、扉を開けての団扇アクション。すくい上げるような独特の動きに、思わず見入ってしまう。すると、冷気がふわりと上昇してくるではないか。
「小泉オトシ」ならぬ「トモクニアゲ」——そんな言葉が自然と浮かぶ妙技だった。
後半は一転、激アツモード。
キレッキレの団扇さばきから繰り出される熱波は、まさに“ご褒美”。エクストラモードまでしっかり堪能し、疲労困憊だったはずの身体は、気づけば軽く、心は晴れ渡っていた。
サウナはやっぱり、働く大人の“もうひとつの帰る場所”だと実感する。
次はどんな熱波が待っているのだろう。
男
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