水風呂ポリス

2025.11.02

1回目の訪問

――岡山に移り住んで、10年。
県北の地に、心をととのえる場所を求めていた。

そんなある日、見つけたのは――
フィンランドの風を感じるサウナ。

津山の街で晩酌用の干し肉を手に入れ、
向かったのは、16時50分の回。

出迎えてくれたのは、美人の受付スタッフ。
案内されたサ室には、美作の木の香りが満ちていた。

薪ストーブは、ハルビア。
ロウリュウをすると、
そのやわらかな熱が、木のぬくもりとともに身体を包み込む。

外気浴で冷ますのは、ウイスキー樽でろ過された井戸水。
その一滴までも、上質だった。

2時間、4セット――十分にととのう。

「倉敷から、もう少し近ければな……」
そうつぶやきながら、夜風に吹かれる。

――地方に眠るサウナ文化の芽が、いま静かに熱を帯びている。

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