スパ&カプセル ニューウイング
カプセルホテル - 東京都 墨田区
カプセルホテル - 東京都 墨田区
暗闇バイクフィットネスでペダルを漕ぎ、うだるような暑さの皇居を走り抜け、最後にニューウィングの水風呂へと飛び込む。
自分でも呆れるほどの運動量を詰め込んだ今日は、さながら僕なりの「トライアスロン」の一日だった。
初めて訪れたニューウィングは、噂通りの「大人の遊び場」だった。お目当ては、泳げる水風呂と、あのミストマックスボタン。けれどその前に、まずは3種類のサウナ室が僕を迎え撃つ。
メインのサウナ室は、湿度と熱さのバランスが絶妙ながらも、容赦なく熱い。低温サウナへと逃げ込めば、セルフロウリュによる最高潮の湿度のなか、サカナクションの音楽が延々とリピートされていた。音の波に深く沈み込んでいく感覚。そして、新しくできたというもう一つのサウナ室へ。ラジオから流れる山下達郎の歌声がクラシックな雰囲気を醸し出しているのに、室内はとにかく容赦なく熱い。
その強烈な熱気のせいか、サウナ室の人口密度は驚くほど低く、時に貸切状態になる贅沢さえあった。それなのに、内気浴の整い椅子はいつだって満席。みんな、あの熱さを生き抜いた同志たちなのだ。
火照った身体のまま、ついに念願の水風呂へ。ザブンと身体を沈め、手足を伸ばして泳ぐ。大人が大真面目に水風呂で遊んでいる、この解放感。冷気が身体を包み込み、今日一日で消費したエネルギーの代わりに、新しい活力が細胞の奥へと満ちていく。
サ飯に選んだのは、豚の生姜焼き定食。
身体が本能的に塩分を欲していたのだろう。濃いめの味付けが驚くほど愛おしく、気付けばあっという間に皿を平らげていた。
どうやら今週は台風がやってくるらしい。
梅雨のステップを飛び越えて、世界はもうすっかり夏の手触りだ。けれど、どんなに季節が気まぐれに回ろうとも、僕にはこの「遊び場」がある。それだけで、明日からの日常を乗り切る理由は十分だった。
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