香林居
ホテル・旅館 - 石川県 金沢市 事前予約制
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サウナは日常か、非日常か。ずっと家用のテントサウナを買おうか悩んでいる。上司が最近買ったというので話を聞いてみると、家庭用コンセントで電力供給が可能で約1平方メートルの広さで設置が可能らしい。非常に魅力的だ。気になって一度検索したら最後、インスタを開くたびに広告が出るようになってしまった。費用は10万円弱。出せない金額ではない。今回入った香林居のサウナは1室9,800円だから、10回分で自宅用サウナが買える。
購入を悩んでいる理由はひとつ。「サウナが日常になってしまうのではないか」ということだ。日常というのは、言い換えれば退屈である。サウナほど退屈な場所もない。スマホはおろか、本すらも持ち込めないのだから。じゃあこれが日常なのかと考えるけれど、どう考えても日常ではないよな、と思う。水風呂に入りながら月を眺めるなんて、家では到底できないし。外に水風呂があるサウナって好きだな、と思う。だけど賃貸に住んでいる限りは、それが日常になることはないだろう。
時計を見ると残り時間が30分を切っていた。水風呂の隣にはあたたかいお風呂も用意されていて、そこに身を沈める。私は露天風呂も大好きだ。風呂は日常だけど、露天風呂は非日常だ。じゃあ、サウナも日常のサウナと非日常のサウナがあってもいいのか。
風呂からあがって、冷蔵庫に用意されていたアイスを1本頂く。空調のきいた清潔な室内。ここに住みたいなあと思うけど、これが日常になったら勿体ない。そんなことを考えていたら残り時間が15分を切っていた。あわててシャワー室に駆け込む私の姿は朝の日常風景そのものだった。
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