ヒャダ

2025.07.21

2回目の訪問

夜が白み始める頃、自然と目を覚ます。

目覚ましは必要なかった。
都会の喧騒とは無縁の、静かな松本の朝。
障子越しに差し込むやわらかな光に誘われるように、静かに布団を抜け出した。

『天然温泉あづみの湯 御宿野乃 松本』
駅前という立地とは思えぬほど、館内は穏やかな時間が流れている。畳敷きの廊下に足音がほんのりと響く。
外はまだ眠っている街。だがこの宿の中には、すでに湯の気配が満ちていた。

部屋を出て、エレベーターで最上階の10階へ。
寝起きのベッドから、わずか数十秒の上下移動。それだけで、私はもう“日常”から“非日常”へとワープしていた。

浴室に入り身を清め、肩まで浸かるのは、ほんのりとろみを帯びたアルカリ性の天然温泉。
夜の間に冷房で冷えた身体を、ゆるゆると解きほぐしてくれる。早朝の湯は格別だ。誰もいない、というわけではないけれど、言葉は少なく、皆それぞれの静けさに包まれている。

湯で身体を温めたら、次はサウナ室へ。
木の香りと共に迎えてくれるのは、セルフロウリュ可能なサウナ。室温は96℃。
じんわりと温まったストーンに、柄杓でロウリュを落とせば、すぐさまマウンテンハーブの爽快な香りが立ちのぼる。
野草のような清涼感のある香りが、鼻腔から脳へと届き、思考をすっきりと目覚めさせる。
蒸気が一気に身体を包み込み、汗がじわじわと滲んでいく。

そして、水風呂。
15℃。ただの数字だが、身体を沈めた瞬間、その意味を実感する。キリッとした冷たさが肌に刺さり、熱った身体と心に小さな衝撃を与える。だが、それが心地よい。この切れ味のある冷水こそ、朝の覚醒にふさわしい。

露天スペースに出れば、そこには松本の街並みが広がっていた。背後に山を抱く市街地。その朝の風景を、10階の高さから静かに見下ろすという贅沢。
吹き抜ける風は柔らかく、まだ人の動きを感じさせない空気が、頬をなでていく。

風に吹かれながら、目を閉じて深呼吸。
旅先の朝風呂は、身体を清めるだけじゃない。心に積もったざらつきや、昨日までの疲れも、そっと洗い流してくれる。

宿に泊まるということは、こうした「ゆっくりと流れる時間」を味わうことでもある。
チェックアウトの時間までは、まだまだ余裕がある。
焦らず、急がず、自分のペースで朝を迎えられる喜び。

松本の空にゆっくりと陽が昇る。
私は、再び湯に身を沈めながら、その光の色を眺めていた。
旅の一日が、静かに始まろうとしている。

以上

ヒャダさんの天然温泉 あづみの湯 御宿 野乃松本のサ活写真

朝食バイキング

信州サーモンのちらし寿司に、信州そばに、鰻ご飯。豪華なメニューに朝から食欲全開。

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 96℃
  • 水風呂温度 15℃
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他1件のコメントを表示
2025.07.21 08:35
3
野乃の朝食は最高ですよね😋 牛鍋と出来たて天麩羅最高でした😊
2025.07.21 09:44
2
智也さんのコメントに返信

朝から豪華過ぎるメニューばかりですね! 牛鍋、白米にのせて食べたら旨旨でした!
2025.07.21 10:21
2
ヒャダ ヒャダ さんに37 ギフトントゥ

お泊りした時の1番の贅沢な時間ですね☺️ ドーミー系列は朝の贅沢サウナのおかげでビュッフェがより美味しく、そして食べ過ぎちゃいますね(笑)
2025.07.21 11:23
2
ひろきちさんのコメントに返信

トントゥありがとうございます! 寝起きのまま、温泉浸かってサウナ入って、美味しい朝ごはん食べて…かなり贅沢ですよね。この幸せこそが泊まりの1番の楽しみかもしれないです!
2025.07.21 18:53
1
旅の宿の素敵な朝ですね👍 あー想像するだけで最高です👍
2025.07.21 19:29
1
どんさんのコメントに返信

旅から帰って来ましたが、まだ余韻が残っております。 たまに遠出して知らない所に行くの、良いですね。
2025.07.21 21:46
1
ヒャダ ヒャダ さんに5 ギフトントゥ

2025.07.21 21:56
1

トントゥありがとうございます!
ログインするといいねや
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