天然温泉 あづみの湯 御宿 野乃松本
ホテル・旅館 - 長野県 松本市 宿泊者限定
ホテル・旅館 - 長野県 松本市 宿泊者限定
夜が白み始める頃、自然と目を覚ます。
目覚ましは必要なかった。
都会の喧騒とは無縁の、静かな松本の朝。
障子越しに差し込むやわらかな光に誘われるように、静かに布団を抜け出した。
『天然温泉あづみの湯 御宿野乃 松本』
駅前という立地とは思えぬほど、館内は穏やかな時間が流れている。畳敷きの廊下に足音がほんのりと響く。
外はまだ眠っている街。だがこの宿の中には、すでに湯の気配が満ちていた。
部屋を出て、エレベーターで最上階の10階へ。
寝起きのベッドから、わずか数十秒の上下移動。それだけで、私はもう“日常”から“非日常”へとワープしていた。
浴室に入り身を清め、肩まで浸かるのは、ほんのりとろみを帯びたアルカリ性の天然温泉。
夜の間に冷房で冷えた身体を、ゆるゆると解きほぐしてくれる。早朝の湯は格別だ。誰もいない、というわけではないけれど、言葉は少なく、皆それぞれの静けさに包まれている。
湯で身体を温めたら、次はサウナ室へ。
木の香りと共に迎えてくれるのは、セルフロウリュ可能なサウナ。室温は96℃。
じんわりと温まったストーンに、柄杓でロウリュを落とせば、すぐさまマウンテンハーブの爽快な香りが立ちのぼる。
野草のような清涼感のある香りが、鼻腔から脳へと届き、思考をすっきりと目覚めさせる。
蒸気が一気に身体を包み込み、汗がじわじわと滲んでいく。
そして、水風呂。
15℃。ただの数字だが、身体を沈めた瞬間、その意味を実感する。キリッとした冷たさが肌に刺さり、熱った身体と心に小さな衝撃を与える。だが、それが心地よい。この切れ味のある冷水こそ、朝の覚醒にふさわしい。
露天スペースに出れば、そこには松本の街並みが広がっていた。背後に山を抱く市街地。その朝の風景を、10階の高さから静かに見下ろすという贅沢。
吹き抜ける風は柔らかく、まだ人の動きを感じさせない空気が、頬をなでていく。
風に吹かれながら、目を閉じて深呼吸。
旅先の朝風呂は、身体を清めるだけじゃない。心に積もったざらつきや、昨日までの疲れも、そっと洗い流してくれる。
宿に泊まるということは、こうした「ゆっくりと流れる時間」を味わうことでもある。
チェックアウトの時間までは、まだまだ余裕がある。
焦らず、急がず、自分のペースで朝を迎えられる喜び。
松本の空にゆっくりと陽が昇る。
私は、再び湯に身を沈めながら、その光の色を眺めていた。
旅の一日が、静かに始まろうとしている。
以上
男
朝から豪華過ぎるメニューばかりですね! 牛鍋、白米にのせて食べたら旨旨でした!
お泊りした時の1番の贅沢な時間ですね☺️ ドーミー系列は朝の贅沢サウナのおかげでビュッフェがより美味しく、そして食べ過ぎちゃいますね(笑)
トントゥありがとうございます! 寝起きのまま、温泉浸かってサウナ入って、美味しい朝ごはん食べて…かなり贅沢ですよね。この幸せこそが泊まりの1番の楽しみかもしれないです!
旅から帰って来ましたが、まだ余韻が残っております。 たまに遠出して知らない所に行くの、良いですね。
トントゥありがとうございます!
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