ヒャダ

2025.11.29

25回目の訪問

土曜日の朝、和合の湯へ。
朝風呂のお客さんが帰り始める頃で、館内はしんと静まり返っている。こういう時間の和合の湯は、いつもより少し優しく感じるから不思議だ。

サウナ室で汗を流していると、扉がふわりと開く。スタッフさんが、新しいサウナマットを腕いっぱいに抱えて立っていた。まるで“マット界のサンタクロース”だ。どうやらマット交換の時間らしい。

そこからが、和合の湯の“共同作業ショー”の幕開けだった。スタッフさんだけでなく、常連さんがすっと立ち上がり、当たり前のように作業に参加するのだ。誰にも頼まれていないのに、あまりにも自然に動き出すその姿は、まるで一流の舞台俳優たちの群舞のよう。

まず常連さんのひとりが、使用済みのマットをまとめて集め始める。その動きがまた驚くほど滑らかで、時おりマットがフリスビーのようにヒュッと空中を舞う。サウナ室の中でこんなダイナミックな風景を見るとは思わなかった。だが、投げられたマットはちゃんと落下地点に収まり、誰にも迷惑をかけない。その精度の高さ、まるでプロだ。

そこへ別の常連さんが、スタッフさんから新しいマットを受け取り、すかさず配布係に早変わり。阿吽の呼吸というのは、こういう現場で使うべき言葉なのだろう。配られた新しいマットは、次の瞬間には別の常連さんの手で隙間なく敷き詰められていく。カーペット職人かと思う程、寸分の狂いもない。誰かが「そこ少し左」と指示を出す前に、すでに左に寄っている。もはや心が読めているレベルだ。

「今日もバッチリだねぇ」「ほい、次そこ頼むよ」
そんな言葉を交わさずとも心で通じ合っているのだろう。
手際の良さはプロフェッショナル。いや、プロ以上かもしれない。なにせこの人たちは無償ボランティアの常連さんなのだから。

不慣れながらも作業を少しでも手伝おうとする私の方が、ほんの少し胸が熱くなる。サウナ室の熱のせいかと思ったが、どうやらそれだけではないらしい。こうして利用者とスタッフが自然に協力し合い、気持ちよく過ごせる場所を作り上げている光景。それが妙にぐっとくるのだ。

新しいマットが全て敷き終わると、サウナ室全体が別物のように清々しい顔を見せる。新品の匂いがふわりと漂い、それだけで“清潔”という言葉が形になって立ち上がる瞬間だった。

そして常連さんたちは、何事もなかったようにスッと席に戻る。その背中はどこか誇らしげで、まるで「本日の任務完了」と言っているようだ。私もそっと新しいマットに腰を下ろし、そのぬくもりと、さっきまでの連携プレイの余韻を味わった。

和合の湯。
ここには、ただ熱いだけじゃない、心が温まるドラマが確かに存在している。
そんな気がした、土曜日の午前中。

以上

ヒャダさんの和合の湯のサ活写真
ヒャダさんの和合の湯のサ活写真

RAMEN 驍 TAKERU(ラーメンタケル)

タケルラーメン

久しぶりのタケルラーメン。これを食べると元気はつらつ。

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 92℃
  • 水風呂温度 14℃
6
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トントゥとは?

昨今は和合推しですかね🤣 サイプレス✌️ オユギワでお受けします😏
2025.11.29 20:05
4

距離感って大事だと思います。
ヒャダさんのコメントに返信

24メートルです☺️
ヒャダさんのコメントに返信

37メートル✌️では✋
返信2件をすべて見る
2025.11.30 20:44
2
ヒャダ ヒャダ さんに37 ギフトントゥ

マット替えの何とも言えない一体感 自分も凄く好きです 他の施設なら出て下さいと一旦退室 させられるのが当たり前ですが ココは自ら進んで一緒に素早くやる ここにも昭和の温もりを感じます サ室の熱気も逃げず更に自分が動く事により 汗も噴き出る 一石二鳥です
2025.12.01 12:18
2
エスカーヴさんのコメントに返信

トントゥありがとうございます。他の施設だと一旦出されるのが普通なのに、和合は気づけばみんなが自然と動き出してて、あの空気がたまらないです。 熱気を逃がさず、しかも自分も汗だくになる一石二鳥…まさに和合らしいマット替え文化ですね。 同じところに魅力を感じている方がいて嬉しいです!
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