龍宮城スパホテル三日月(スパ棟大浴場)
ホテル・旅館 - 千葉県 木更津市
ホテル・旅館 - 千葉県 木更津市
【ととのい値:90点】
7月8日、水曜日の夕方。
息子と公園を走った帰りに三日月へ立ち寄った。親子でランニングをしたあとにサウナへ向かうというのは、なんだか人生の正しい使い方のような気がする。もちろん、人生に正しい使い方なんてないのだけれど。
館内に入ると、露天風呂エリアでは大掛かりな改装工事が進んでいた。
長年親しまれてきた景色が少しずつ形を変えている。
温泉はまだ休止中。
代わりに投入されていたのはお茶の入浴剤だった。
最初は少し意外に思ったが、湯に浸かるとほんのりとした香りが立ち上る。
海辺の大型リゾートでお茶の湯に浸かるというのは不思議な組み合わせだ。
寿司屋でプリンを注文したら意外と美味しかった、そんな感覚に少し似ている。
今日は3セット。
1セット目の休憩は、内湯に設置されていたブレインスリープのととのいベッドへ。
頭を預けた瞬間、「寝具メーカーは人類を眠らせるために存在している」という当たり前の事実を再確認した。
サウナ後の身体は無防備だ。
そこへ快適な枕が現れると、人間は驚くほど簡単に幸福になる。
しばらく天井を眺めていたら、自分がサウナーなのか、昼寝をしに来た人なのかわからなくなった。
2セット目と3セット目は外気浴。
7月とは思えないほど風が心地よい。
昼間の熱を残しながらも、夕方の海風が身体をゆっくり冷ましていく。
改装中の露天エリアを眺めていると、施設も生き物みたいなものだなと思う。
古くなった場所を直し、新しい姿へ変わっていく。
サウナに通う人間が身体をメンテナンスするように、施設もまた自分自身を整えているのかもしれない。
ランニングで汗を流し、サウナでさらに汗を流し、最後は風に包まれる。
そんなシンプルな流れが、妙に贅沢だった。
ありがとう、三日月。
変わり続けながらも変わらない心地よさを、今日もありがとうございました。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら