ぶっころりー

2025.10.20

1回目の訪問

初訪問

2階に上がるとカーテンが風で膨らんでいる。風が通っているのだなと奥に進むと良い感じの部屋が目の前に現れた。なびくカーテンを雨が網越しに叩く、血管年齢を測定しようじゃないかと機械音が何度も勧誘する。他にフットマッサージャーと血圧計が1つ、これは読書をするにはお誂え向きだと丸椅子に腰掛けた。

気がついたら90分経っていた。閉店まであと1時間、急いで浴室に飛び込む。親の仇のように頭皮を洗う、泡が流れ落ちる前に歯ブラシを咥えて、これもまた何かの仇のように激しく動かす。石鹸をタワシに擦り付けて全身を傷みつける。そうすれば百貫デブでも5分もあれば全身ピカピカになる。

鏡を見ると真っ赤な肌が痛々しい、ただでさえデブなのに肌が赤みを帯びたらさながらヨークシャー種である、ミドルホワイトである、変わり湯に入って自ら痛みつけた肌を癒してみる。

改めて室内を観察する。壁沿いにL字型に配置されたカランが並ぶ、1番大きな湯船はマッサージや足ツボが備わっている。やや遠浅な瀬戸内海のようだ。ヨシノボリのようにお客さんが点々と楽しんでいる。水風呂は深く2人はゆうに入れるだろう。紅一点ならぬ茶一点なのは変わり湯で本日は緑茶だとポップが教えてくれる。

露天に出ると大きなベンチがお出迎えし、すぐ左には露天風呂がある。バイブラがぽこぽこと心地よい音色を奏でる。42℃前後だろうか、程よく熱く気持ちが良い。

サウナも程よい温度帯だ、時々少量のオートロウリュが発動し湿度の低下を防いでくれる。石がたっぷり詰まれたストーブは低回転トルクフルな大排気量なエンジンのように静かに唸りながらも的確に己の仕事を全うしている。

約1時間でしっかり温まることができた、駐車場も広く程よく空いていて落ち着いてダラダラ過ごせる。銭湯というより健康センターに近い雰囲気を醸し出す。サイダー類もアサヒ飲料からコカコーラジャパン、サンガリアまでラインナップは多岐に渡る(おまけに安い)。

今度はもう何冊か本を持ってこよう、その前にエニタイムをこなして壱発ラーメンで〆るのも良いだろう。

残り2件となった八王子の銭湯事情だが、この逆風の中生き残ってきただけあっていずれも名湯と呼ぶに相応しいクオリティと存在感を示しているように感じた。

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