ホテル&薬草風呂 スターらんど
温浴施設 - 山梨県 都留市
温浴施設 - 山梨県 都留市
山梨県都留市、中央道に程近いこの町には三大サウナがある。温泉と井戸水の混合水風呂が有名なより道の湯、地域コミュニティの一角を担い、遠方から来たサウナーを水質の暴力で沈める泰安温泉、そして少し山の方向に進むと突如現れるスターらんどである。今回は泰安温泉からのハシゴサウナで地元の友人サウナーと訪れた。
泰安温泉の後、近くにある喫茶店に寄ったら思いのほか居心地が良く、さらに絶品のナポリタンを味わっていたら気がつけば日が暮れていた。山の日の入りが早いのは分かっていたつもりだったが、せめて明るいうちに外気浴を楽しんで欲しかった…と入館する。熱得コースがいつのまにかランチ限定になっていたり、キジの剥製が消えていたり、変化を楽しみつつ浴室へ向かう。
相変わらず素晴らしいサウナだ。壁の木材は少しずつ剥がれてきていて(決して劣化ではない)濃いキャラメル色に焦げていて美しい。壁に肌を近づけるとストーブからのそれとは違う、柔らかい熱が感じられる。これはある意味、張り替えを必要とするギリギリラインに近いことを意味するが、この状態のサウナ室の熱感は涎が出るほど蕩けるように気持ちが良い。張り替え前の我がホーム、第二喜多乃湯がまさにこんな感じだった。このサウナ室ならストーブを消しても汗が出続けるだろう、あまりの気持ち良さにニヤニヤしながら水風呂へ向かう。
水面に天井にあるライトが当たりキラキラと輝いている。汗を流して沈むと体表から立ち上る泡が弾けて、眼球の奥へ流れ込んでいく。賢治が想ったクラムボンもこんな感じだったのだろうか。美しいが長くいられる温度ではない、身体を拭き外気浴へ急ぐ。
以前はライトが全て壊れていて恐怖を覚えるほど真っ暗だったが、どうやら一時的だったみたいだ。アクセルを踏むようにどんどん気温が下がっている。水風呂をカットしても良さそうだと思いながら椅子に座って目を閉じる。
隣ではstosh氏が「スターらんどパねぇ…」と呟いていた。富士山は遠いが都留には素晴らしい水とサウナがある、昨今のサウナブームが収まりつつあり、各地の名店が利用しやすくなってきた。
あとはアラブの石油王でも来て、お金を落としてくれればみんなハッピーなのに、と思いながらこの日10回目のサウナ室に向かうのであった。
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