楽だの湯 一宮店
温浴施設 - 愛知県 一宮市
温浴施設 - 愛知県 一宮市
第一章「一宮のオアシス、ラクダと踊るシンクロの儀」
「ほう、一宮か……」
辿り着いたのは『いちのみや 楽だの湯』。
看板には、湯船に浸かる親子ラクダ。
平日は550円。この時代、ワンコインに近い価格で「ととのい」を買えるのはありがたい。
サウナ室へ。
110度の猛熱が、一宮の寒さを過去の物にする。
毛穴が開き、毒素が汗と共に押し出されていく。
「いい……このストロングスタイル、嫌いじゃない」
だが、試練は水風呂で訪れた。
隣の客と、一点の淀みもなく同時に水風呂を跨いだのだ。
「……シンクロスイミングか」
狭い水槽で肩を寄せ合い、同じリズムで吐息をつく。
見ず知らずの男と、奇妙な一体感が生まれた。
第二章「名古屋駅、炭水化物の二重奏」
「ふぅ……無事に着水完了だ」
喉と腹が、重いものを求めている。
名古屋駅の中華屋へ。
「チャーハンと、ラーメン」
炭水化物に炭水化物を重ねる。
サウナ上がりの私には、これが「正義」だ。
黄金色のチャーハンを頬張り、醤油ラーメンのスープで追いかける。
「……これだ。この濃い味が、細胞に染み渡る」
麺を啜り、飯を喰らう。
「炭水化物同士、なぜこうも合うのか……」
完勝だ。
ごちそうさまでした。
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