サウナブームの中でにわかに聖地と呼ばれるようになった施設、その実力は本物なのか。

古い建物の外観から疑ってかかっていた自分を恥じたい。これはルッキズムに他ならなかった。

ロッカーに整然と並べられた黄色いタオル。ロッカーも年季こそ入っているもののとても綺麗だ。

浴室は、不思議と居心地がいい。水源の豊かさを感じさせるコンコンと湧き出る水と、その脇にそびえ立つ石の壁は大垣城の石垣を彷彿とさせる。

熱湯で身体を温め、サウナパンツをはいていざサウナ室へ。

これまた居心地がいいサウナ室だ。1段目でも十分に温まる。湿度は低めと思われるが、じわじわと発汗する。大垣のヒーロー棚橋が前日、引退したが、ストロングスタイルとはよく言ったものだ。

水風呂は15-6度くらいだろうか。水面を眺めながら、じっと浸かる。

隣の熱湯から地元のご老人同士と思しき会話が聞こえてくる。

「私の生まれは満州でね。親が満鉄で勤めていて」
「そうですか。私の兄も満鉄で」

年齢的にどうなってるのかわからないが、そんなことを言っていた気がする。しっかり聴きたいが、水の流れる音と反響で聞こえにくい。

食堂の生姜焼き定食も大変おいしかった。一味をかけたらお姉さまから「ロースに一味をかけたお客さんは初めて見た」と声をかけられた。

そんなに珍しいかな。

ウェストコーストサウナマンさんの大垣サウナのサ活写真
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