券売機キャッシュレスの入口から洞窟水風呂へ、上野「寿湯」で遠赤サウナの粋を味わう

上野の喧騒を抜けると瓦屋根の風格ある庇に「寿湯」の看板が現れる。古き良き銭湯の佇まいに包まれつつも、ここでは券売機で入浴券を買うスタイルが導入されている。キャッシュレス対応のタッチパネルを操作する姿は現代の都市生活そのものだが、暖簾をくぐれば昔ながらの下駄箱が並び、外観と内装のギャップが旅の始まりを演出する。

脱衣所を抜け、浴室へと進むとコンパクトな遠赤外線サウナが待ち受ける。人数は限られるものの、遠赤外線ヒーターがじわりと熱を届け、カラカラ系の乾いた熱が身体の芯を温める。相撲中継が流れる穏やかな時間の中で、遠赤外線の波長が肌をやさしく包む。その熱に身を委ねると、汗が一気に噴き出し、日常の疲れが溶けていくのがわかる。

汗を流すと、水風呂の二重奏が待ち構える。露天スペースには開放感ある水風呂があり、青空を仰ぎながらクールダウンできる。一方、室内には洞窟のように暗がりに設えた水風呂がひっそりと佇む。低い天井と壁が水音を反響させ、まるで岩窟に身を沈めるかのような非日常感に浸れる。温度はどちらもキリッと冷たく、遠赤サウナで温まった身体が一気に締まる。この二つの水風呂を行き来するだけでも、温冷交代浴の魅力が際立つ。

休憩は露天のととのい椅子で外気を浴びながら。上野の風がほおを撫でる。

券売機のスマートさと洞窟水風呂の非日常感という対極が同居する寿湯は、ただ汗を流すだけでなく、都会のオアシスとして五感を満たしてくれる。上野を代表する銭湯としての風格を残しつつ、キャッシュレスに対応した新しさ、遠赤サウナと二種類の水風呂という遊び心。この相反する魅力が、今日も訪れる人々をととのいへと導いている。

ほーりー|サウナリーマンさんの東上野 寿湯のサ活写真

立飲みカドクラ

煮込みともやしナムルと大瓶

我ながらの王道セット

サウナ飯 supported by のんあるサ飯
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