サウナ&カプセル キュア国分町
カプセルホテル - 宮城県 仙台市
カプセルホテル - 宮城県 仙台市
2026年1月11日、日曜日。仙台の街は、身を切るような冷たい風が吹き抜ける。
ふと通りに目をやれば、色鮮やかな振袖や真新しいスーツに身を包んだ若者たちが、誇らしげに闊歩している。今日は成人式なのだ。自分が子供だった頃、二十歳という年齢は、どこか遠い世界の完成された「大人」に見えていた。しかし、今年で37歳を迎える僕の目には、彼らの姿はまだどこか幼く、眩しいほどに青く映る。自分もあんな風に風を切って歩いていたのだろうか。そんな感傷を風に流しながら、僕はいつもの場所へと足を向けた。
向かったのは、ホームサウナである「キュア国分町」。冷え切った身体が、あの熱気を求めていた。
今日のテーマは、30分ごとに行われる「オートロウリュ」に合わせてセットを組むこと。自分なりに計算した贅沢な時間配分で、どっぷりとサウナの世界に没入する。
1巡目
まずは丁寧に身体を洗い清め、内湯でゆっくりと湯通しをする。毛穴が開いたところでサウナ室へ。タイミングよく始まったオートロウリュによって、灼熱の熱風が室内を駆け巡る。一気に吹き出す大量の汗。耐え抜いた後に逃げ込んだ水風呂は、まさに極楽だった。その後の外気浴、キリリと冷えた空気で、意識が急速に研ぎ澄まされていく。
2巡目
再び浴槽に浸かって身体の芯を温め直し、2度目のサ室へ。ここでも「爆風」を真っ向から受ける。熱い、というより痛快だ。全身を熱が包み込み、雑念が消えていく。水風呂から外気浴への流れもスムーズで、冷え切った外気が火照った身体に心地よく馴染んでいった。
3巡目
仕上げの3巡目。露天風呂でじっくりと温まってから、最後のオートロウリュを迎え撃つ。驚いたのは、その強さだ。設定が変わったのだろうか、今まで以上に風が力強い。押し寄せる熱波を全身で受け止め、最後の一滴まで汗を出し切った。
仕上げの水風呂を経て、外気浴スペースへ。ふと空を見上げると、いつの間にか暗くなった空から白いものがひらひらと舞い落ちてきた。雪だ。今日の夜から明日の明け方にかけて、しんしんと降り積もるらしい。
熱を帯びた肌に触れては消える雪の冷たさを感じながら、整いの向こう側でぼんやりと思う。成人の日、雪、そして37歳の自分。二十歳の頃には想像もしていなかったような穏やかな日曜日の締めくくりに、妙な満足感を覚えた。明日の朝、積もった雪を眺めるのが少し楽しみだ。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら