ニュー金の湯
銭湯 - 北海道 旭川市
銭湯 - 北海道 旭川市
人間は「独り」なのだ
職場の繋がり、趣味の繋がり、地域の繋がりなんかも
きっと儚い関係性なんだ もしかしたら幻かもしれない
身内の関係だってその例に漏れないことをオイラは経験から知っている
転勤族だった親からは高校生の頃から独立して
19歳の頃には札幌に住んでいた
何日か休みがあったので気まぐれに実家に帰ってみることにした
実家といってもオイラには
「数回泊まった事のある親の家」に過ぎない
夜遅くの電車で札幌からその町に着いて
慣れない道を辿って家に辿りつく
「ピンポーン」呼び鈴を押すとガチャリとドアが空き
見たことのないおばさんがこう言った
「どちら様ですか?」
一人息子に何も告げずにまた転勤していたのだ
そんなんで、人との関係に希薄なオイラの
ひねくれた思いをぶち壊してくれるのが「ニュー金の湯」なんだ
ここはいつも、明るくて人が溢れていて、みんな笑って風呂に入っている
脱衣所のベンチでは風呂上りの3人のおっさんが
今日は来てない常連の噂話をしている
居ない人の悪口は盛り上がるもんだ
ここで呑めたら最高なのにね
そしてここは「無休」なんだ
壁にお知らせの紙が貼ってあり「6月〇日お休みです!ごめんね!」とある
ここを大事に思う人のために毎日湯をわかしてくれて
開けていてくれる
なかなか無いよ?こっちが「ごめんね」だよ
広い浴室の壁3面にずらりと並んだカランはほぼ埋まっている
タオルをぶら下げたニコニコ顔のおじさんが
少し離れた場所にいたおじさんの背中を流しにやってくる
「お、悪りぃね」「いいって!」
微笑ましく、羨ましくその様を見て
やっぱり友達が欲しくなる
サウナの温度計はいつもあり得ない温度を表示しているけど
見下ろす位置にあるテレビで居合わせたオッサン達は盛り上がるんだ
やっぱり、ここで呑めたらいいのになあ
今日も「ニュー金の湯」でひとっ風呂浴びて
知らんおっさんと隣り合ってサウナで汗をかき
「あちぃなあ」とか言い合って
風呂上りにフルーツ牛乳を一気飲みする
着替えながらふと耳に入るのは、さっきのおっさん達の常連ネタだ
「こないだタカさん、湯舟で鼻歌歌っててな」
「最初は演歌やったのに気が付いたら「紅」になっとったぞ」
「驚異のハイトーンボイスは肩こりに聞くらしいんだ」
X JAPAN世代も今は十分におっさんだ
みんな腹を抱えて笑ってる オイラもつられて笑ってしまった
ああ、やっぱり「独り」じゃなかったのかも
少なくとも「ニュー金の湯」の中ではさ
今日もいい湯だった、ありがとうシャウトのタカさん
もう居ないのですよー!鍛さん!どうかボクを辱めてください!あの手この手で!
ボクは白金野営場に泊まって初日は買い出し兼ねて旭川まで行って「ニュー金の湯」翌朝は早めに撤収して「フラヌイ温泉」が定番ですね。いい銭湯なのでぜひ!
そーなんですよ!職場の官舎なので、見たことの無いおばさんが連絡先調べてくれて教えてくれたのだけれど行かなかったな。中学の入学式に来ないとかファンキーな親だったなぁ。
カピさん。すでに我家庭では絶滅した一家団欒がなぜか「ニュー金の湯」にはありました!!ここん家の子になりたいと思います。
そうなると、とり・みき先生は描いて欲しいかな。
TOSHIのハイトーンを低周波治療器代わりにしていたためにYOSHIKIの首は保たれているのです。効能しかありません。ありがたやー♪
目に見えぬ力で支えてたんですね! 愛しか感じませんね!愛は紅色…
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