スパリゾート雄琴 あがりゃんせ
温浴施設 - 滋賀県 大津市
温浴施設 - 滋賀県 大津市
本日も引き続き、あがりゃんせ。
ことゆうの宿をチェックアウトした人だけが手にできる無料券。この1枚が、旅の続きを勝手に延長してくれる。10時オープン、10時5分入館。こういう5分が、その日の幸福を決めることってある。
まずはバレルサウナ。朝だというのに容赦がない。木桶の中は昨日よりも熱く、皮膚という皮膚が一瞬で「起きろ」と命令される。扉を開けば、真正面には快晴の琵琶湖。あまりにも青くて広くて、自分の悩みなんて湖面に落ちた砂粒くらいのサイズにまで縮んでしまう。
そして横の水シャワー。たぶん10度前後。冷たい、じゃない。身体の輪郭を書き換えられるような冷たさだ。熱を奪われるたび、細胞が新しい朝を始めていく。
そのままロウリュサウナを2セット。蒸気が襲ってくる。いや、襲われに来ているのはこっちか。熱波を浴びて、水風呂へ飛び込み、外気浴。視界の解像度が一段階上がる。朝なのに、今日という1日をもう1回始められそうな気がする。
それにしても、あがりゃんせは恐ろしい施設だ。
浴室エリアの自販機でビールが買えるのである。
誰が考えたんだ、この天国仕様は。湯上がりに「まあ1本だけ」と誘惑してくる悪魔が、自販機の中でキンキンに冷えて待機している。理性と本能の最終決戦が、サウナ室ではなく自販機の前で始まる。
琵琶湖を眺め、熱に焼かれ、水に叩き起こされ、最後はビールに微笑まれる。
これ、もうスパじゃない。
人類を甘やかすために設計された、完全なる楽園である。
ロウリュサウナ 8分×2
バレルサウナ 6分×1
水風呂×3
外気浴×3
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