JPng

2026.07.11

8回目の訪問

久しぶりに、東京でちゃんと息をしている気がする。

誰とも会わない。酒も飲まない。スマホも放り投げて、家でダラダラ、ダラダラ。脳みそを溶かすみたいに何もしない時間。こういう日が、実は一番贅沢なんじゃないかと思う。でも、人間って不思議で、ずっと部屋にいると、身体のどこかが「外へ行け」と騒ぎ始める。

そうだ。サウナだ。

夜の調布。行き先はもちろん鶴の湯。

21時の銭湯は、昼とはまるで違う生き物だった。子どもが湯船ではしゃぎ、お父さんが笑い、お母さんが「ほら、静かに」と追いかける。その声が浴場の天井に跳ね返って、夏の夜そのものになっている。ああ、この景色、昭和とか令和とか、そんな名前よりもっと強い何かだ。銭湯という文化は、人間が人間である限り、生き残りつづけるのかもしれない。

湯船には黄色いアヒルがぷかぷか浮いていて、サウナではどうでもいい話が延々と続く。「今日は暑かったねえ」「そうですねえ」。そのどうでもよさが、とてつもなく愛おしい。脱衣所の扇風機は今日も首を振り続け、火照った身体をゆっくり冷ましていく。

派手な出来事なんて何ひとつない。でも、こういう夜が、気づかないうちに人間を修復している。家を出てよかった。鶴の湯に来てよかった。夏は、まだ始まったばかりだ。

スチームサウナ10分×2
バレルサウナ6分×1
水風呂×3
外気浴×3
電気風呂6分×1

JPngさんの調布 鶴の湯のサ活写真
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