ながぶろ

2025.03.27

2回目の訪問

タワーサウナ×3
ハーブスチームサウナ×1


飛び休の木曜日に重ねて、金曜日を有給に。
いつもは疲れて倒れ込む前に取得する有給、予定の詰め込まれていない4連休はこんなにも心が伸びやかなのか。
雲ひとつない青空が、まるで心を投影しているかのようだ。

そんなこんなで、普段は足が重くなる県外移動もなんのその。高速バスに飛び乗り、青空や緑に映える菜の花を見ながら水戸へ向かう。
着いたら腹ごしらえ。その後、日本三代庭園の一つ、偕楽園を目指す。




偕楽園の梅には圧倒された。
白、ピンク、紅色、見渡す限り梅、梅、梅。
地元は白梅が有名なのだが、ここまでの量は見たことがない。視界が春で満たされる。千波湖という湖も近くにあり、梅との調和が織りなす美しい景色に、思わず目を細め、あることを思い出す。

毎年、梅の花が咲くと家族のLINEグループが動く。
庭に咲いている小さな梅。春の訪れをウグイスがホーホケキョと告げるように、母がLINEの通知音を鳴らす。
目の前にあった時は気にも留めていなかったのに、はなれてその良さに気付く。人生は、そういう場面が多すぎる。




ゆるうむに着くと、まずチェックするものがある。

そう、ゆるるんだ。

レジでコースを選び、ふと目線を落とすと、段差に絡まり目が真っ黒になっているゆるるんに出会った。
「ゆるるん、そこにいますか??最近調子悪いんですよ〜」と、店員さんが言う。ゆるるんも疲れてるのかな、ゆるるんはサウナ入れないもんな、と、よくわからないことを考えながらゆるうむへ2度目のチェックイン。




相変わらず、圧巻の施設。
高く伸びた白樺の木(柱)が作り出す迫力と、民度が作り出す静寂。そこにかけ湯が落ちる音や、チャポチャポと水の巡る音が心地よくこだまする。心が躍る。

タワーサウナも相変わらずの暑さで大満足だったが、この日は特に外気浴が最高だった。前回来訪時には無かった、丸石が敷き詰められたスペースが特に気に入った。自分の体に合わせて石が動き、ぐっと体を支えてくれる。

熱々の体を、冷え冷えの水で冷やし、雲ひとつない青空を見上げ、思う。

「また来よう。」

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