リー

2025.06.11

4回目の訪問

男の心身はアジャパーしてしまった。
ことによって、昼から、当然のなりゆきとして、ナチュラリィ、彼の足は横浜駅からほど近い、スカイビルに向かった。

SKYSPA横浜。
日帰り利用は初だったが、数度の宿泊により県内随一のクオリティがあることは知っている。ということを知っている。本当か?

いつも通り良き匂いのフロントを経由、浴場入りし即洗体。から間もなく「アウフグースやりあ~す」という旨のスタッフアナウンスが聞こえる。

受けます。
彼はそう呟きながら、おもむろに、しかし確かな足取りで、キメ顔で、当館自慢のメインサウナに入室。

白樺のなんちゃらと、ラベンダーと、ペパーミントかなんかのアロマ香が3度のロウリュを経て蒸し風呂内に満ちる。

男の肉体は濃密な熱感で歓喜し、鼻腔からは安らぎの萌芽を吸い込んだ。

冷たく、水流のあるヒヤヒヤBathを経て、横浜のオフィス街を一望できる位置のインフィニティチェアに着座すれば、鬱積した疲労、労働に対するヘイト、JAPANの未来への憂慮が溶けていく。

もうなんでもいいや。気持ちいいや。オムそば食べたいや。
そんな感じで男のメンタリティと自律神経は回復。そして忘れかけていた寛ぎの時間が訪れた。

ノリノリで更に3セットを重ね、飯処に直行、昼餉にはカツ丼。

それから彼は食後に読みかけの書物を読了し、昼寝し、退館前にもう1セットいくか~となっていたところ「サウナシアターでヨガやりあ~す」という旨の館内アナウンス。

何それ面白そう。俺、ヨガとかやってみたかったんすよ。
男は誰にともなくつぶやく。近くにいた別の客は怪訝な顔で男から離れる。

「己をほめちぎりつつ、日常の些事を忘却。あとは身体や周辺の環境のみに耳を傾けたらええんちゃう?」的なことをヨガの先生?インストラクターの方?はロウリュなどをしながら、仰った。

それを聞いて、男は己に通達した。
「お前、マジ頑張ってるよ。これからも仕事中に天井の染み、数えていこうぜ」

つー感じで楽しくゴロゴロ、身体各部を伸縮、そして瞑想。男は完全にEnjoyした。

たまにこういうことをやるのいいよね。
男にとって、直近は憂鬱だった帰路も、今日は浮き浮きの道程であった。


◼️好み度(各項10点満点) ※6/11更新

・お湯: 5
・サウナ
-雰囲気: 8
-あつあつ&蒸し具合: 8
-おもしろさ: 8
・水風呂: 6
・休憩スペース: 6

合計: 41
(アウフグース、メディテーション込)

リーさんのスカイスパYOKOHAMAのサ活写真

カツ丼

カツ丼であった

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 91℃,87℃
  • 水風呂温度 14℃
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