はり☆さん【tricksaunar】

2025.12.13

1回目の訪問

ついに来てしまった。これぞ、真の境地。塚原から風呂。

琴電長尾駅からタクシーで10分。讃岐富士を臨む地に、から風呂がある。

土曜日の開店と同時にやってきたが、ご常連と合わせて客は私と2名。

保存会の方の丁寧な説明と、ご常連のおねいさんの丁寧なレクチャーにより、頭巾に毛布、座布団の完全防御形態でいざ、一番風呂へ!

おねいさんいわく、今日はとっても空いてて空気もよくて、快適じゃないかとのこと。扉の前で屈んで臨戦態勢。「はいります!」の声とともに、いざ「あついほう」へ!

部屋に入ると、刹那、おそろしい、いや、おぞましいまでの熱。目が開けてられない。俯きながら前へ進み、急いで背中を向けて着座。正座しながら身体を丸めて、毛布の中へ。隙間からも熱が入り込むので、兎に角身体を小さく小さく、耐える。

何分たったかなんて分からない。本当に、なにも考えず、必死に熱さに耐える。耐えて耐えて、身体をまるめたまま這い蹲るように外へ。

……え、外気ってこんなに気持ちいいの?っていうくらい、爽快。地獄のそこから天の果てへ。これが、悟りか。

身体の至る所から沸き立つ蒸気。高まり続ける鼓動。そりゃあ、これに水風呂は野暮なもんで。そのまま囲炉裏端に倒れ込む。

目を閉じて、呼吸して、血液の流れを捉える。ととのいとは異質な何かが、自分の中に残る。

二回目。意を決して風呂の奥へ。地獄の業火か、悪魔の所業か。明らかに今までの人生で体感したことのない熱が身体を襲う。死を覚悟する。それほどまでに、ただただ猛烈な熱。目を開ければ眼球が灼け、呼吸をすれば器官が灼ける。肌をさらせば、灼け落ちる。そんな錯覚すら覚える。

熱の中で、いろんなことを考えた。考えようとした。でも、そんなんどうでもよくなった。考える以前に、思考すら何もかも焼け落ちてしまう。

そして耐え抜いたその先に、無上の喜びが待っている。新鮮な空気を、身体がここまで欲するのかと、もう感情が爆発する。こんな体験、したことない。

たった3セット。なのに、身体から熱が引かない。そして、何より、シャワーもいらないくらいのさらっとした汗。今まで感じたことのない感覚に、自分の頭の理解が追いついていない。身体も追いついていない。なんだこれ。

サウナ?と言われると違う。これは、から風呂だ。から風呂という、ここでしか味わうことの出来ない、異次元の体感。

そして何より、丁寧に教えてくれる保存会の方やご常連の方。心の暖かさをから風呂の熱以上に感じる。いわゆる外様の我々のようないちサウナーに、丁寧に優しく接してくれるこの喜び。本当にありがたい。というか、ちゃんということ聞かないと命の危険すらある。本当に、ただ感謝だ。

はり☆さん【tricksaunar】さんの塚原から風呂(からふろ)のサ活写真
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