大宮温泉
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
夜に訪問
番台には誰もおらず
男湯の脱衣所でテレビを見てるお爺ちゃんが受付
ちなみにこのお爺ちゃん、上がった時には寝ておられた。
ゆるくていい
地元の方が来られる銭湯
お客さん同士で挨拶を交わしておられる様子もあった。
シャンプーなどはなく持参したビオレで全身を洗う。ビオレは懐かしい優しい匂いで好き。
髪の毛は多少ギシギシになるがアラサーは気にしない。
シャワーの温度はぬるめ
風呂はこぢんまりしたものが四つ程
40℃ほどか、ぼちぼち浸かれる。
サウナは入り口付近にあり、定員は5名ほど
結構アチアチ92℃を指していた。
水風呂はサウナの隣で良い動線
これもこぢんまりしてるので、安心感がある。
手を伸ばしたらどの縁にも触ることができる小さな水風呂、安心感、いいね。
整い場はないので湯船のへりに座る。
何セットか終えて上がる。
冷蔵庫にデカビタの瓶が売ってたので、飲む。
最近はペットボトルのドデカミンが主流だが、瓶のデカビタは子どもの頃の憧れの飲み物。
こっちの方が濃い気がする。
絶対、瓶の方がうまい。
飲み干し、鏡に写る自分は弱々しい、平凡な男。
銭湯を開拓するのが趣味の男。
どこにでもいる男。
若い頃はモテた気がする。
いや、そうでもなかったか。
今はもう美人の女どころか誰も寄って来ない。
誰からも必要とされない。需要のない男。
家族だけが自分を必要としてくれる。
いや、妻は自分よりバリバリ働く強い女だから、妻からは必要とされてないか。
家事要員、子どもの面倒を見る要員としては必要か。
子どもはいつまで自分を必要としてくれるだろう。もう、最近は友だちといる方が楽しそうだ。
俺は友達も多くない、人と接するのが苦手だから。
もう人生に夢も希望もない。
今から大金持ちになれるわけでもない。
名誉なんて興味もない。
でも、今のままで満足してるわけでもない。
もちろん家族と過ごすことは幸せだけど。
親父が定年退職した時、「やっと普通に戻ったわ」と言ってた。
俺はいつまで仮の姿を演じ続けるのだろう。
演技が終わった頃にはヨボヨボだ。
いつ本当の自分を認めることができるだろう。
いや、そんな日は来ないかもしれない。
今の自分に満足するしかないのだ。
今あるものに感謝するしかない。
足るを知れば良い話。
でも満ち足りない。
煩悩だらけの弱い人間だ。
いつまでそうなんだろう。
苦しい。
自分であることが苦しい。
こんな弱々しい自分が鏡に写ることが悲しい。
見た目は変えられても心は変えられない。
風呂上がりの鏡を見て、そんな思いが溢れそうになって、嫌になって、銭湯を後にした。
おやすみ、お爺ちゃん
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