大黒湯
銭湯 - 東京都 渋谷区
銭湯 - 東京都 渋谷区
金曜の夜、19時半ごろに代々木上原の大黒湯へ。
職場から30分ほどで到着し、意外と近いことに驚く。
1週間を終えてホッとした気持ちと、久しぶりのサウナへの高揚感が入り混じる。
建物の前にはドラム式洗濯機がずらりと並び、まずその光景に目を奪われる。
中へ入ると、手作り感あふれる昭和の銭湯。
壁には所狭しとポスターや額が飾られ、まるで時代が止まったような空気。
それでいて、不思議と落ち着く温もりがある。
サウナ室は増改築を重ねたような独特の間取り。
座面はやや狭いが、温度は高すぎず、じっくりとくつろげる。
二重扉の先にサ室があり、最初の扉を開けるとすぐ目の前に水風呂が二つ。
これまで訪れた銭湯の中でも最短距離だと思う。
サ室の近くの水風呂には緑のライト、浴室側の水風呂には青いライト、そして湯船には赤のライト。
全体的にカオスで、不思議な内装が妙にクセになる。
温度も程よく、バイブラの有無を選べるのがうれしい。
脱衣所の一角には休憩スペースがあり、タオルを敷いて座り込む人、目を閉じてまどろむ人がいる。
静かな空間のなかで、それぞれが自分の時間を過ごしているようだった。
印象的だったのは、サ室の中で文庫本を読む人、漫画を読む人、雑誌を読む人がいたこと。
これほど自由で肩の力の抜けたサウナは珍しい。
代々木上原の住宅街にひっそり佇む、昭和の異空間。
不思議で心地よい金曜の夜だった。
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