Lonna sauna
温浴施設 - 事前予約制
温浴施設 - 事前予約制
フィンランド🇫🇮サ旅✈️
【サウナの島】
ヘルシンキ中心部の港から船で約10分。たどり着いたのは、サウナとレストランだけが佇む、小さな島だった。
事前予約必須の人気施設で、今回は2時間利用。土日は特に人気が高く、延長はできなかった。
サウナ小屋は2棟あり、室内は階段を上がるメゾネット仕様。長いラドルでセルフロウリュを楽しむスタイルも、まさにフィンランドらしい。
室温は比較的マイルド。しかし、ロウリュをすると一気に熱が広がり、小さなサウナ小屋全体が心地よい熱気に包まれる。
窓の向こうには穏やかな海。景色を眺めながら入るサウナは、時間の流れまでゆっくりに感じさせてくれた。
サウナを出た人々は、そのまま目の前のバルト海へ。
バルト海は塩分濃度が低く、まるで湖のような入り心地。海なのに体がベタつきにくく、そのまま外気浴へ移れるのも魅力だった。
それにしても、フィンランドのサウナは
人とのコミュニケーションを楽しむ場所でも
あった。もちろん大声で騒ぐ人はいない。
皆が節度を守り、それぞれ心地よい距離感で会話を楽しんでいる。
私が「ロウリュしてもいいですか?」と声を掛けると、「どこから来たの?」「おすすめのサウナは?」「日本のサウナはどんな感じ?」と、自然と会話が広がっていく。
決して他人に踏み込みすぎることはない。それでいて、必要な時には温かく言葉を交わす。その大人の心地よい距離感こそ、フィンランドのサウナ文化の魅力なのだと感じた。
2時間は本当にあっという間だった。
けれど、この場所の魅力はサウナだけではない。
サウナを上がったあと、島をゆっくり散策する時間が、とても心地よかった。
咲き乱れる花々。その周りを飛び回る蜂や蝶。波の音。頬をなでる涼しい風。太陽に照らされてきらめく白樺の葉。
サウナを出たあとも、ととのいは終わらない。
以前、とあるフィンランド人がこんなことを教えてくれた。
「サウナとはリチュアルだ。」
サウナに入り、体を冷やすだけではない。
景色を楽しみ、食事を味わい、仲間と語らう時間まで含めてサウナなのだ、と。
その言葉の意味を、
この島でようやく理解できた気がした。
この島にあるのは、サウナとレストランだけ。
だからこそ、サウナとクールダウンだけではない、「その先のととのい」を教えてくれる。
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