よしもん

2025.06.08

2回目の訪問

曇天の夕方五時、僕は疲労という名の重いコートを羽織ったまま、そのサウナ室へと足を向けた。一二八度から一三〇度を行き来する室内は、まるで時間が溶解してしまったかのような、あるいは現実と夢の境界線が曖昧になってしまったかのような熱気に満ちていた。

大音量で流れるアニメの声が空気を震わせていたけれど、僕はそれを意識の奥底へと沈めるようにして、心を無にしようと試みた。一週間分の仕事の重圧が、汗とともに毛穴から滲み出していくみたいに感じられた。

昭和の匂いが鼻腔を満たしていく。それは懐かしいような、どこかで嗅いだことがあるような、そんな既視感を伴った香りだった。まるで記憶の奥底に眠っていた何かが、静かに目を覚ましたかのように。

サウナを出た後、僕は名物のペヤングを静かに啜った。それは一日の終わりを告げる、小さくて確かな儀式のようだった。

よしもんさんのサウナきさらづ つぼやのサ活写真

ペヤング

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 128℃
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