湯煙漱石の「蒸されて候」

2026.02.07

1回目の訪問

秋田市より北へ車を走らせ、八峰町に至る。目的地は「サウナカフェ umikko」。森長旅館の館長より薦められ、ようやく叶った訪問である。八峰町が白神山地の麓にあると知ったのは、恥ずかしながらこの度が初めてで、山の気配に包まれ、自然と身が引き締まる思いがした。

まずはカウンターにて受付を済ます。後の予定が控えているため、利用は一時間。ご厚意でポンチョを貸していただいた。今日は殊のほか冷え込む日であり、この心遣いが身に沁みる。

受付より突き当たりを左へ折れ、脱衣所へ。
入館した折から感じていたが、館内は実に清潔で洒落ている。服を脱ぎ、まずはシャワーにて身を清める。シャンプーとボディソープは「BROSH」。銭湯では珍しく、随所にこだわりが垣間見える。

さて、身体を洗えば湯通し——といきたいところだが、ここには湯舟がない。その代わり、シャワーの右手にスチームサウナが設けられている。「ぬるくて湯通し代わりにはならぬのでは」と高を括ったが、これが見事に裏切られる。スチームながら熱は十分、しかも柑橘のアロマが焚かれ、思わず頬が緩む。この時点で、すでに満足しかけた自分を戒めねばならなかった。

身体が十分に温まったところで、向かいのロウリュサウナへ。
階段を降り、右回りに進む。扉を開けると、まだ新しい木の香が残り、内装は実に美しい。二段構成、各段二席ずつ。定員は四名が限度であろう。室温は八十七度。驚くべきは、二、三分おきにロウリュとウォーリュが可能な点である。入室早々、ロウリュとウォーリュを施す。室が小さい分、蒸気の回りが良く、瞬時に熱が肌を包む。備え付けの団扇を手に、セルフアウフグースを重ねる——実に心地よい。

十分蒸されたのち、シャワーを浴び、水風呂へ。
外気が冷え込んでいるため、水は実に鋭い。水風呂は一人用で小ぶり、肩まで浸かるには少々の覚悟が要る。三十秒ほど入り、ポンチョを羽織って外気浴へ向かう。

風は強く、寒さもあるが、ポンチョのおかげでフルフラットの椅子に身を預け、ゆったり休める。晴れていれば鳥海山を望めるというが、この日は曇天。されど、目の前に広がる海を眺めながらの外気浴は格別である。波は立ちながらも音はなく、ただ風と景色だけがそこにある。何とも神秘的だ。

喉を潤すべくウォーターサーバーへ。
身体が冷えたところで、再びロウリュサウナ——ではなく、スチームサウナへ戻る。高温のスチームは、私の好みに合い、深い安らぎをもたらす。

二巡目は水風呂を省き、そのまま外気浴へ。
冬場においては、この選択が正解かもしれぬ。一巡目よりも、さらに深く整う。冬季は「スチーム → ロウリュ → 外気浴」の流れが殊におすすめである。

湯煙漱石の「蒸されて候」さんのサウナカフェumikkoのサ活写真
湯煙漱石の「蒸されて候」さんのサウナカフェumikkoのサ活写真
湯煙漱石の「蒸されて候」さんのサウナカフェumikkoのサ活写真
湯煙漱石の「蒸されて候」さんのサウナカフェumikkoのサ活写真
湯煙漱石の「蒸されて候」さんのサウナカフェumikkoのサ活写真
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  • サウナ温度 87℃,46℃
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