松見湯
銭湯 - 東京都 立川市
銭湯 - 東京都 立川市
初来訪の記録。
今日は少しだけ欲張って、
最寄りの立川ではなく国立駅から歩を進めることにしたーーー。
春の陽光を浴びながらの30分。
目的地に辿り着く頃には、額にじわりと心地よい汗が滲んでいた。
数年前にリニューアルを遂げたというその店構えは、驚くほどモダンで洗練されている。
しかし、一歩足を踏み入れれば
番台に座るおじちゃんの気さくな笑顔が待っていた。
令和の意匠を纏いながらも、その芯には温かな昭和の情緒が息づいている。
この新旧のコントラストが、初来訪の緊張をほどいてくれる。
浴場へ足を踏み入れると、そこには光に満ちた開放的な空間が広がっていた。
• 体を解きほぐすジェットバスと超音波風呂。
• ピリリと刺激的な電気風呂。
• 絹のような肌触りのシルキー風呂。
バラエティ豊かなラインナップに目移りしながらも、本命のサウナ室へ。
設定は90℃。
急かされることのない、優しく、それでいて力強く身体の芯を温めてくれる絶妙な温度設定だ。
そして、特筆すべきはサウナ直下、導線完璧な位置に鎮座する14℃の水風呂である。
最近では珍しいこの「キンキン」な冷え具合。
熱を帯びた肌を刺すような冷感は、まさに快感の一言に尽きる。
春の夜風に抱かれて
仕上げは、露天スペースでの外気浴。
サウナ10分、水風呂1分。 これを3セット。
春の柔らかな風が、火照った体を撫でていく。
意識が遠のき、世界と溶け合うような「大整い」の瞬間が訪れた。
最後は露天風呂の温もりに身をゆだね、ゆっくりと幕を下ろす。
都会の喧騒を忘れ、歩いた距離さえもスパイスに変えてくれる場所。
「また来ようーーー。」
そう心に誓い、私は軽やかな足取りで家路についた。
男
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