サウナセンター稲荷町(旧サウナホテルニュー大泉 稲荷町店)
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
・サウナがボクに「生きろ」と言ってくれた
最近なんとなく、息が詰まるような日が続いていた。季節の変わり目のせいか、心もどこか曇っていた。そんな時サウナセンター稲荷町を思い出した。昔ながらのカプセルホテルのレトロ感を残しつつ、スタイリッシュに生まれ変わった、ボクの推しサウナです。
久しぶりのサウナ。正直、サウナなんて結局気休めじゃないかと、心のどこかで思っていた。でも、この日をきっかけに、そんなネガティブな思いは蒸気とともに消えていきました。
映画『もののけ姫』のIMAX版を観た帰り道、糸井重里さんのコピー「生きろ」が妙に胸に残っていた。整いながら、ボクはその言葉の意味を考えました。
・熱波
サウナ室では、一時間に一度、熱波があります。熱波師のHさんは無口で、少しお腹が出ているけど、その分、重心が低く、風が力強い。「んばっ、んばっ」と風を切る音。丁寧な水かけとキューゲルの配置。機械式オートロウリュにはない、人の手のぬくもりを感じた。
骨の髄まで熱くなり、すぐ屋上へ向かう。あ、タオルで前を隠すのをお忘れなく。
・屋上
屋上の水風呂は二つに増えていた。誰もいなかったので、大きい方に飛び込み、少し泳いだのはここだけの秘密。
よしず越しにスカイツリーの光が見える。しかもその晩は満月(たぶん)。リクライニングチェアに身を預け、秋の夜風に吹かれながら、ボクは空の一部になっていく気がした。スペースシャトルのように上を向くチェアに寝転び、頭の中ではデイヴィッド・ボウイのSpace Oddityが流れていた。
3…2…1… トトノッタ...
ただ呼吸して、月を見上げる。それだけで、生きるって案外シンプルなのかもしれない。
サ飯は迷わず生姜焼き。孤独のグルメにも登場した名物です。五臓六腑に染み渡る、とはまさにこのことだ。
どこか疲れていたボクに、サウナがそっと「生きろ」と言ってくれた... 気がした。メデタシメデタシ。
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