2025.10.01 登録
日程的に訪問は難しいと一度は諦めたソンパサウナ。
それでもどうしても心残りがあり、帰国日の朝8時、妻と二人で向かうことにしました。
敷地に入ると、サウナを利用している人は誰もおらず、長いヒゲを蓄えたおじさんが一人、黙々と薪割りをしていました。明るく「グッドモーニング!」と声をかけるも反応なし。歓迎されていないのかなと少し緊張しつつ、気を取り直して「手伝いましょうか?」と訊ねると、「大丈夫」と一言。
その後、敷地内を見て回っていると、おじさんが「そこのサウナは準備できてるぞ」と、海に一番近いサウナを教えてくれました。ありがとう、おじさん。
さっそく脱衣場へ。周知のとおり壁や仕切りはなく、タオルや上着を掛ける木枠と荷物を置くベンチだけの、簡素で開放的な空間。水着に着替え、サウナへ突入。
中に入ると、薪の香りが心地よく、温度も暑すぎず、スタートにはちょうどいい。
ひとしきりロウリュを楽しみ、誰もいない静かな空間で、自分好みの室温に調整。
十分に温まったところで、目の前のビーチへ。朝日が昇るバルト海に身を沈める水風呂は、言葉にならないほどの心地よさ。ベンチに腰掛けて整う。ここにも誰もいない。なんて贅沢な時間。
2セット目から、地元のスポーティなおじさんが走って登場。サウナ室の前に積まれた薪を持って入り、静かに焚べていました。そうやって、皆で協力しながら使うんですね。勝手が分からず、すみません。
結局、3セット目を終えたところで時間的に限界。もっと手伝って、もっと居たかったけれど、惜しみつつも終了。
体が冷える前にさっと着替え、最後におじさんへ感謝の挨拶。すると、気さくに手を振ってくれました。ありがとう、おじさん!
皆で協力して運営するサウナを体験し、フィンランドの人々にとってのサウナの存在と、その心に少し触れられた気がします。ありがとう、ソンパサウナ😊
🍃 静寂と贅沢に包まれたサウナ体験
10月上旬、偶然にも宿もサウナも他に宿泊客はおらず、妻とふたりだけの完全貸切という贅沢な状況に恵まれました。「こんなに贅沢でいいのだろうか?」と思うほど、心に残る素晴らしい体験でした。
私たちだけの滞在にもかかわらず、オーナー姉妹とそのご主人はとても親切に接してくださり、その温かさが心に沁みました。
ご主人が6〜7時間かけて準備してくださったスモークサウナは、室内に漂う煙の香りが心地よく、まるで気持ちがほどけていくような安らぎに包まれました。ヴィヒタ(ヴァスタ)も柔らかく新鮮で、肌に触れる感触が心地よく、サウナ室で体を洗うという初めての体験も新鮮でした。
大量のサウナストーンのそばでじっくり温まったあとは、目の前の湖へドボン。ベンチに腰掛けて「整う」時間、耳に届くのは木々を渡る風の音だけ。たまに、犬のナッティーが遠くで鳴く声が聞こえてくるのも、なんとも愛らしいアクセントでした。
人生にはいくつかの到達点があるとすれば、あの瞬間は間違いなくそのひとつだったと感じています。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。