ゆうゆうのやかた
温浴施設 - 愛知県 一宮市
温浴施設 - 愛知県 一宮市
第一章「尾西の慈愛、200円の叙事詩」
「目的地は一宮尾西か……」
辿り着いたのは、地域に根ざした憩いの場『ゆうゆうの館』。
「70歳以上、200円……」
驚きの看板を横目に中へ入れば、そこは人生の大先輩たちの社交場だった。
洗い場では、年季の入った背中を流す光景。
「この背中が、日本を創ってきたんだな……」
無骨な手に敬意を込め、私はサウナ室へ。
熱気に蒸されながら、じいさんたちの元気な笑い声を遠くに聞く。
整備不良の身体に、熟練の活力が伝播していく。まさに、命の洗濯だ。
第二章「コンビニの矜持、盛岡の風に吹かれて」
「ふぅ……整った。さて、燃料補給といこうか」
立ち寄ったローソンで、ジョブチューン絶賛の『盛岡風冷麺』を手に取る。
岩手産ではないゆえに「風」を名乗る謙虚な命名。だが、その中身は本物だ。
ズズッ……。
「ッ!……このコシだ」
喉を突き抜ける冷涼感。サウナ上がりの身体に、透明なスープが染み渡る。
「……くぅぅ、完敗だ」
尾西の慈愛とローソンの本気に感謝しつつ。
ごちそうさまでした。
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