セントピアあわら
温浴施設 - 福井県 あわら市
温浴施設 - 福井県 あわら市
福井県あわら温泉にてサ活。無料とは思えないデラックス足湯施設「芦湯」(オススメ)で先に足を温めて期待が高まる。温泉街に突如現れる不思議な建築セントピアあわら。温泉街といってもほとんどが旅館の宿泊者向けで、エアビーに泊まったこの日は地元スパ銭の恩恵を受ける。県外大人でも600円のお手頃価格。
男女週替わりの天の湯・地の湯、本日は湯治場の抱擁感を感じられるらしい地の湯。浴室内は三角錐のように天井が高くなっている。地の方には露天がないとは聞いていたけど…サウナが見当たらない!と焦るも、外に続いていそうなガラス扉があって一安心。
カランが15席くらいあったけどほぼ満席で賑わっている。各種お風呂にはリンゴが浮いている。入り口に冬至に向けて「柚子お譲りください」の張り紙があったけど、今日は何の日ともなくリンゴ湯だったよう。田の字に大きな浴槽が分かれており、簡易的だけどパーソナルスペースが保てて十分。透明のお湯は温泉感は少なめ、壁面に成分や効果なんていちいち書かないさっぱりっぷり。あくまで地元民が日常的に使う公衆浴場のスタンスなのがいい。
扉を出ると半外の小さいスペースにととのい椅子がいくつか、サウナと水風呂。サウナはL字で10人くらいは入れそう。テレビ付き。サウナマットは使用済みのところにガサっと置かれていて水で流して使う。大体10分入って外に出たものの、気温的にちょっと早まった気がして、水風呂25秒で短め調整。秋の外気で羽衣を纏う。
2セット目の途中でジモティらしき人が入ってきて、壁にかけてあった黄色いマットを取り替えたりしているのを見て、こういう人の気遣いによって回っているんだな、と実感する。ジモティの後にサウナを出たら、さっきガサっと置かれていた20枚くらいある使用済みサウナマットを洗ってくれていて思わず感謝…!初めていくところだと勝手が分からずここまではできないけど、このアットホーム感と親切心を思い出させてくれるのがローカル公衆浴場である。
一番端にある椅子から少しだけ空が見える。コンクリートの壁に目線をたどると、ここが外から見えた「湯」のモニュメントのふもとだと気づく。だんだんと暗闇に目が慣れてきて星が見えてくる。天があるから地を感じられる。大地と、土地のありがたみを感じた旅であった。
女
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