​尊皇蒸夷派

2026.02.25

4回目の訪問

朝。
目覚めと同時に向かった先は、グランドメルキュール伊勢志摩 のサウナ。

手にはいつものサウナハットとマット。準備は万端、気持ちもすでに熱に向かっている。

扉を開け、定位置へ。
だが視線を感じる。観光客らしい利用者たちが、こちらを一瞬だけ見ては視線を戻す。その目は、珍しいものを見た時のそれだった。

ふと考える。
自分にとってサウナは日常の一部だ。だが彼らにとっては、旅先で味わう特別な体験。その空間に、いつも通りの装備で座る自分は、果たして日常側の人間なのか、それとも非日常の風景の一部なのか。

答えは出ない。

だが、答えが必要なわけでもなかった。
思考を止め、呼吸だけを残す。
熱を受け、水で締め、椅子に身を預ける。
その瞬間、境界は消えた。

日常か非日常かなどどうでもよく、ただ整っているという事実だけが、静かにそこにあった。

――暴飲暴食、暴サウナまで許してくれるこの場所はやはり最高だ。
だが同時に、ここを日常の延長として使ってしまう自分のような人間は、本当は来ないほうがいいのかもしれない、とふと思ってしまうのだった。

​尊皇蒸夷派さんのグランドメルキュール伊勢志摩リゾート&スパのサ活写真
​尊皇蒸夷派さんのグランドメルキュール伊勢志摩リゾート&スパのサ活写真
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