真岡いがしら温泉 おふろcafe いちごの湯
温浴施設 - 栃木県 真岡市
温浴施設 - 栃木県 真岡市
真岡市の「いちごの湯」に来ている。
サウナに入ってまず思ったのは、背板が1×4材だということだ。
ホームセンターで普通に買えるやつ。
ここに地域性を乗せられる余地がある。
真岡なら、いちごでも木綿でもSLでもいい。
サウナはただ熱ければいい時代を、とっくに通り過ぎているので、温泉道場らしくこだわってほしい。
しかし、細かな段差にも行き届いたバリアフリーの手すり。
ここに公営だった時から受け継がれる愛というか、熱を感じる。
第三セクター由来の住民想いは、一般企業ではなかなか発想できない。
サウナ室にほんのり漂う、あれは何だ?
いちごの匂いが3%ほど。
真岡市民の汗にいちごが染み込んでいるのか、それともいちご系ボディソープの仕業か?
どちらでもいい。
考えている時点で、もうこの街に絡め取られている。
音楽が流れるの早い。
平成は平均時間が5分だった曲も、今は3分。
音楽がタイマー代わりになる。
ガラス張りの浴室から外を眺めていると、水槽の金魚になった気分になる。ああ、うちの金魚たちも、あんな顔でぼんやりしているのだろうか。
人間は金魚に憧れ、金魚は人間を知らない。
その関係性が、ちょうどいい。
温泉はなぜか塩味がする。
江戸時代にリッチであるとされた泉質である。
なぜ塩味なのかは、今は調べない(後で調べよ)
湯に浸かりながら考えることと、後で調べることを分けられるようになったら、人は少し大人だ。
内湯がいい。
ジェット、バイブラ、静かな湯。
動中の静、静中の動。
しかも中央で全部つながっている。
人生もこうありたい。
分断されているようで、実は全部同じ湯だ。
外気浴は、栃木の風が冷たい。
余計な演出はいらない。
風は嘘をつかない。
薬湯は塩味がなく、少しカルキ臭がする。レジオネラ対策だろう。
安心は、だいたい少し無粋な匂いがする。
そして、シンボルは大きな時計。
温浴施設では時間を忘れたい? 違う。
あれだけ堂々と時間を突きつけられると、逆にどうでもよくなる。
とにかく大きくて無骨なクラシックな時計が泰然自若とそこにある。
真岡は、いちごの街で、農業と工業が共存していて、SLが走り、祭りが多い。つまり、ちゃんと生活している街だ。
いちごの湯は、その生活の湯気みたいなものだろう。
だから何なんだ?
おふろcafeはここでも素晴らしい仕事をしている。
CCCのご一行と、紫波町役場のスーパー公務員とのありがたい湯だった。
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