宮崎直哉

2025.12.20

2回目の訪問

湯に入った瞬間、舌が先に気づく。あ、これ塩だな、と。
温泉で味の話をするのもどうかと思うが、真岡では避けて通れない。
いちごの街で、なぜか海の味がする?
これはもう、ミステリーのテーマ設定として完成度が高い。

調べてみると、この湯は地下1500メートル。
太古の海水が地層に閉じ込められ、気の遠くなる時間を経て温め直され、ようやく地上に出てきた「化石水型温泉」らしい。
要するに、海が熟成されて出てきたと思えばいい。
ワインなら高級だ。

ナトリウムと塩化物がたっぷり。
だから塩味がするし、風呂上がりにやたら冷めない。
身体にフタをされた感じがして、外気に出ても湯の余韻が離れない。
江戸時代なら「名湯発見!」と札が立っただろう。
(熱海の温泉が江戸時代では圧倒的な立場だったように)

いちごの香り、ガラス越しの景色、金魚鉢みたいな開放感。
その中で、体にまとわりつくのは太古の海。
時間のスケールが急にでかくなる。
さっきまでスマホを見ていた自分が、急に地層の一部になった気がするゲシュタルトの崩壊。
バイブラが強く体をうかばせておると、その太古のガスが穴から入って大変!

だから何なんだ?
この温泉はあったまるためだけじゃない、時間を浴びるためだ。

宮崎直哉さんの真岡いがしら温泉 おふろcafe  いちごの湯のサ活写真
宮崎直哉さんの真岡いがしら温泉 おふろcafe  いちごの湯のサ活写真
宮崎直哉さんの真岡いがしら温泉 おふろcafe  いちごの湯のサ活写真
宮崎直哉さんの真岡いがしら温泉 おふろcafe  いちごの湯のサ活写真
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2025.12.23 15:41
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この4枚目の写真が筆者ですか? なにげに、お湯に酔ってますね。
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