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なわぽん

2020.04.05

1回目の訪問

「妖精のいるサウナ」

"北欧"と言われ、一番に思い浮かぶのは相当なサウナ好き以外はデンマーク、ノルウェー、フィンランドなど、その名の通り北ヨーロッパの広大な自然と素朴な街並みだろう。

上野の街の繁華街とは少し離れた路地裏にあるサウナ北欧は、外壁も赤く、その佇まいからはいわゆる"北欧"のイメージとは到底かけ離れた場所に思えた。

しかし、やはりサウナ界ではその名を轟かせているだけあり、サウナ北欧は間違えなく私に"北欧"を感じさせた。

コロナの影響か、閑散とした浴室は新しさは無いものの落ち着きと清潔感を持ち、シンプルな間取りだか、その空間の奥行きから、広大な自然の中のサウナに来たかのような錯覚を与える。

加えて、この日の天気がより北欧を"北欧"たるものにしていたように思う。
薄い雲の膜が空にはられたかのような暗すぎない曇天と、ちらつく小雨は緑豊かの北ヨーロッパの、むしろありのままの姿に思えた。

刻々と夕に近づく中、少しばかり顔を出した太陽と青空は優しく、ととのいの瞑想に更け目を閉じると、風は間違えなく私を春へと連れて行く。

110℃の高温ながら湿度の高さから苦しさを感じさせないフィンランドサウナと質の良い水風呂、開放感溢れる外気浴から私の身体は全身の毛細血管の先まで血流で満たされ、37兆個の細胞ひとつひとつが歓びに踊った。

遠くで笑いながら裸足で駆ける少女と犬の声、「Nouse ylös♪」…


気がつくと私は家にいた。どうやって帰ってきたかすら全く覚えていない。
それもそのはず、つい先程まで、私は北欧の大自然の中、湖のよく見える草原に寝そべっていたのだ。

「起きて」と私に語りかけたあの少女は妖精だったのだろうか。
整理がつかず、ぼう然とする私の耳には、少女が歌う、ただただ美しいヨーデルが響き渡っていた。


サウナ:10分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:10分 × 3
合計:3セット

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なわぽん

2020.03.24

1回目の訪問

この街にも、あったんだ。
赤羽にも、あったんだ。

この街で暮らしはじめて早2年。
どこか喧騒と現実逃避、誘惑が渦巻く街の一員になりきれない気がしていた僕も、やっと本当の意味でこの街に暮らしている意味を知ることになるかもしれない。

そんな夜になる気がしていた。

やっと、この街でホームサウナを見つけられるかもしれない。

そんな気がしていた。

地下にあるコスモプラザに足を踏み入れると、予想に反して綺麗な設備に驚いた。
浴室はジャグジーバスと2名で入るのが限界なこぢんまりとした水風呂、高温サウナと遠赤外線サウナというシンプルな造りだが、人も少なく、秘密の園にするにはちょうど良いと感じていた。

遠赤外線サウナはじわじわと体を温める80度に満たない気持ちの良いサウナ。1セットを終え、昂る気持ちを抑えつつも高温サウナに足を踏み入れるとそこは衝撃。

まさに重くのしかかる熱さとはこのことで、轟音をあげて熱を発するサウナ機を有するだけの力強さがある。

しかし…「あれ、汗が出ない」
熱さに頭が朦朧とするが、汗が出始めたのは6分を過ぎた頃から。

日本では、高温低湿の間違ったサウナが最近まで広く「サウナ」として認知されていたというが、まさにここのサウナは古き良き日本のサウナそのもの。

ここはまだ早かった。もう一回来ることがあるだろうか。
はじめてお酒を飲んだ日のような、そんな甘酸っぱさと苦さの残る少し切ない夜だった。


遠赤外線サウナ:10分×1
高温サウナ:10×1
水風呂:1分 × 2
休憩:10分 × 2
合計:2セット

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なわぽん

2020.03.23

1回目の訪問

ウェルビー栄

[ 愛知県 ]

名古屋には何故か良いイメージが無かった。
それはきっと東京と大阪の間に位置し、東京にも大阪にも劣る中途半端な都市という偏見からかもしれないし、大学4年の最後、友と行ったヒッチハイクで、愛知県で丸1日高速に乗れず練り歩いた苦い思い出から来るちょっとした反抗心からかもしれない。


その日の名古屋は今までと違って見えた。
本州最南端の剥き出しの自然から逃げ帰るようにして車を走らせた僕等の眼に、名古屋という街はえらくきらびやかに、それでいてほんの少しの自然と健気さを忘れない慎ましい姿に映っていた。

それはまるで、幼少の頃、室内のおままごとには目もくれず、一人砂場で黙々と、しかし丁寧に泥だんごを創り好きな子に渡しにいく、恥じらいとそれに勝る勇気を持ち合わせた少女のようだった。

なぜそう思ったのかを少しの間、考えてみた。
それはきっと、名古屋という街が他の観光地と違い、オフィスビル群という独立した経済機能と、商業施設を兼ね備えたコンパクトシティとして体を成していたからかもしれない。

ウェルビー栄はそんな名古屋の中心に近い商業施設の裏に凛と佇んでいた。
それは私のよく知る繁華街の隅でひっそりと営まれるサウナではなく、またサウナしきじのようにサウナだけが独立をしてその場所で異彩を放っている訳でも無かった。

表現が適切かわからないが、ウェルビー栄は私にとって正に<エンターテイメントサウナ>だ。
孤立せず、周りと調和しながらも、周りに溶け込まずむしろ引き立てられ、その場所にただ"在った"のだ。

エンターテイメントというと語弊があるかもしれないが、サウナとしてあまりにも完成された設備、熱波師が全力で熱波を送るに足る空間の余裕、完璧に調合されたレモングラスのアロマ、そして雪国に迷い込んだかのような水風呂、鳥のさえずりが心地よいととのい場。

エンターテイメントといっても老若男女に通じる親しみやすさがあるわけではない。しかし、社会の男たちだけがこの空間を知っているという事実もそれはそれでまた口惜しい。私はそんな風に感じた。

これ以上、私の口から多くを語るのはむしろ控えたほうが良いだろう。
エンターテイメントは人によってその感じ方が異なることが一番の魅力だ。

皆さんも是非、自らの身でウェルビー栄を体験してみてほしい。



サウナ(セルフロウリュ):10分→高温サウナ(アウフグース)→水風呂:1分
休憩:10分

高温サウナ(アウフグース)→水風呂→休憩
合計:2セット

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なわぽん

2020.03.20

1回目の訪問

サウナしきじ

[ 静岡県 ]

初投稿は日本一のしきじ
揺れあがる衝動を抑えつつ60分のwating.

やっとの思いで入店し、暖簾をかき分け聖地に足を踏み入れると薬草のエキゾチックな香りがまずは嗅覚から私を楽しませる。

纏っていた衣を鮮やかに脱ぎ捨て、浴室へ。中央に並ぶととのい場。オトコたちがととのいに心血をそそぐその景色は壮観。視覚でも私の心を踊らせた

いざ、サ活start

薬草サウナ:2分 × 3
フィンランドサウナ10分×3
水風呂:1分×3
休憩:10分 × 3
合計:3セット

薬草サウナは体感した事が無い熱さ。
常にマックスロウリュの中にいるような熱気はまるで、光月おでんの釜茹で処刑。
「煮えてなんぼのおでんに候!!」

全身の毛細血管と表皮細胞が悲鳴を上げだした頃、かの有名な水風呂へダイブ。
冷たいが全身を包み込むような暖かさに触覚を刺激され昇天の境地に…。

一度休憩を挟もうと、2階にあがり、食したのは白もつガーリック丼。味覚まで満たされ、再び締めのサウナに。

日本一のサウナの呼び声に相違無い素晴らしい場所でした。

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