今日も朝6時から8時30分頃までジリス君の部屋ん歩を敢行した。夏だというのに、奴はなかなか「足ポカ」を手放さない。
足ポカとは冬に使うもので、両足を一足のクッションに突っ込んで寒さを凌ぐ、あのモコモコのスリッパのことだ。
部屋ん歩の後はNetflixを眺めながら、無為に尊い時間を溶かした。夕刻になり、重い腰を上げて買い物に出かけ、ジリス君の餌(チモシー)を購入してから、今回で二回目の利用となるこの施設に決めた。
前回も書いたが、ここのサウナー達は偶然なのか何なのか、決して席を詰めようとしない。あと少しずつ皆が詰めればもう一人座れるのにと思うと、扉を開けて「座る場所がないじゃねえか」と踵を返す哀れな戦友たちに対して申し訳ない気持ちで胸が締め付けられる。
そんな密かな葛藤の中もしっかり3セットを完遂したものの、サウナ室の温度は82度とマイルドで、二段目に鎮座しても最終セットは蒸し上がるまでに12分を要した。
しかし、サウナ室を出て掛け湯で汗を流し、すぐさま水風呂にダイブできるその導線は完璧だ。白いプラスチックの普通の椅子も5台完備されており申し分ない。
湯の温度も低温・中温・高温と揃っており、あらゆる客の好みを網羅している。
休憩室は椅子も畳もあり、テレビも複数台稼働している。僕は迷わず畳のゾーンへ行き、約30分かけてじっくりストレッチを行った。
いつものことだが周囲の目は少し気になる。中年男が畳の上で奇妙なポーズをとっている姿は、さながら怪奇儀式のようだからだ。
だが、サウナ後のストレッチは身体が信じられないほど柔らかくなっていて実に気持ちいい。毎日欠かさずやっているおかげで、身体がどんどん若かりし頃の柔軟性を取り戻してきている。
180度開脚まであと一月ほどで到達しそうな勢いだ。「身体が柔らかすぎると筋トレの際に怪我をしやすくなる」という不穏な研究報告もあるが、僕の個人的な感覚では、柔らかくなればなるほど普段の関節の痛みから解放されているので、論文など無視してこのまま我が道を突き進む所存だ。
男
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82℃
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17℃
男
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80℃
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17℃
タキツバ殿のコメントで、「次は北斗市と七飯町ですね」というアドバイスをもらった。調べてみると車で30分程度とそんなに離れていない。
なにも「函館サウナ」の枠にこだわる必要はなかったのだと、目から鱗が落ちる思いだった。
さっそく湯パスを眺め、「よし、今日はここだ!」と狙いを定めた。ターゲットは「七重浜の湯」。通常利用料880円のところ、380円割引が3度も使える。
そう、これで魅惑のワンコインになる。しかも写真で見る限り、なかなかそそる施設である。今夜はここ一択、浮気はしないと心に決めた。
近くのDCMで買い物を済ませ、いざ出陣!……が、しかし。念のため、スマホでもう一度ホームページを確認した僕の目に、信じがたい文字が飛び込んできた。
「令和8年3月31日をもって閉業いたしました」いや、何かのバグかもしれない。そう自分に言い聞かせながら、一縷の望みをかけて電話をかけてみる。
『おかけになった電話番号は、現在……』
ガチかよ。電子音声の冷徹な宣告が、僕のサウナ欲に冷や水を浴びせる。というわけで、完全に迷子になったサウナ難民の僕は、必死にリサーチを再行。そして、近くにある「次の候補地」へと滑り込んだ。
周りは見渡す限りの畑で、施設の真ん前には老人ホームが鎮座している。のどかにもほどがあるが、ここもありがたいことにワンコインで利用可能だ。
さっそく浴室へ。内湯には低温湯と高温湯、露天には中温湯がある。肝心の「調い椅子」は露天に2台、内湯に3台と、サウナーへの配慮も抜かりない。
サウナは硬派なドライサウナの2段構え。テレビはないが、静かにオルゴールが流れる心憎い演出だ。水風呂もチラーがしっかり仕事をプロの仕込みでこなしており、キンキンに冷えている。
脱衣場も休憩室も清掃が隅々まで行き届いていて、実に気持ちが良い。ただ、サウナ室の熱気の中で、いつもの「あの疑問」が頭をもたげた。
「もう少しだけ詰めてくれたら、もう一人座れるのに……」なぜ混雑していても、頑なに胡座のパーソナルスペースを崩そうとしない猛者がこれほど多いのだろうか。
サウナ室にこそ「譲り合いの精神」という名の極上の熱波が必要だ。そうすれば、世界はもっと優しい気持ちに包まれるはずなのに。まあ、そんな心の中の説法はさておき、きっちり3セットを完遂した。
仕上げに休憩室で入念にストレッチを施し、身も心も軽くなって帰宅の途についた。トータルで見れば、今回も実に有意義な「視察」であった。テンキュウ。
男
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80℃
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