リバーサイド上田館
ホテル・旅館 - 長野県 千曲市 宿泊者限定
ホテル・旅館 - 長野県 千曲市 宿泊者限定
サウナ:8分 × 1
水風呂:なし(シャワー)
休憩:5分 × 1
合計:1セット
古き良き温泉ホテルに一泊。宿泊自体は2度目のことで勝手はわかっていたはずが、案外中の作りは忘れていたのでこれはこれで楽しめるというもの。
男女日替わりの浴室、きょうは内湯「さらしなの湯」へ。もう一方の「千曲の湯」は眺望露天風呂があるので、明日の朝に入りに行こう。
浴室に入った瞬間、ふわりとアルカリ臭。ちょっと香ばしいような匂い。洗い場12、シャンプー、ボディソープあり。シャワーは時限式、時間短め。
中規模浴槽ひとつ。40度弱。掛け流し湯は白い湯の花が漂う。千曲川を望む夜の眺望は手前に横長の闇、奥に川を挟んだ戸倉温泉の街の光。
ゆっくり湯ほぐしをしたのち、サウナへ行ってみる。入る前からわかっている、こういう宿のサウナは昭和ストロングスタイルだ。実際そのとおり、飾りっけなし。定員6人ほどか。座面1段、マットなし、ビード板を各自持ち込むスタイル。小さな電熱ストーブに石が熱せられている、これぞドライサウナ。室温計はないが85度くらいか。5分計れる砂時計を頼りに、ひとりじっと座る。砂が落ちきる前に床へぱたぱたと汗がしたたる音だけが静かに響く。
ストロォング…。
汗をかくための場所だ、それでしかない。古き良き時代に宴会宴席で十分にアルコールを補給した者たちが、「二日酔いはサウナで治せ」と言わんばかりにここで沈黙の戦いを繰り広げたのだろう、きっと。それも時代の産物だ。
いつもの8分(ほど)で切り上げて出ることにする。残念なことに水風呂の設備がないために洗い場のシャワーでクールダウンを図る。近くにベンチがひとつあったので、座り込んで内気浴。ゆっくりとゆっくりと熱せられた心と身体を落ち着かせていく。流石に水風呂からの外気浴、にはとてもかなわず、ほどほどで切り上げてそのまま退出。
ほっこりと汗をかいたまま風呂を出るのも久しぶり、部屋に戻ったらベランダに出て外気浴してみよう。湯冷めだけは注意。あしたに楽しみを取っておくために。
男
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