サウナ&カプセルホテル 北欧
カプセルホテル - 東京都 台東区 事前予約制
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週の真ん中、水曜の夜。
19時ごろ上野に到着。日が暮れると少し肌寒く、
街のネオンが雨上がりのように滲んで見えた。
一日中、黙々とデスクワーク。
ずっと座りっぱなしで固まった体を、思いっきり汗で解きほぐしたい。
金曜に訪れることが多い北欧だが、水曜の夜は人が少なく、静かに過ごせるのがいい。
館内に入った瞬間、いつもの安心感に包まれる。
サウナ室はアツアツに戻っていた。
前回は少し温度が低めに感じたが、今日は違う。
座った瞬間から熱がしっかり伝わり、呼吸のたびに体の芯まで染み込んでくる。
3セット目には、熱いはずなのに鳥肌が立つ不思議な感覚。
体のスイッチが完全に“整いモード”に入ったのを感じた。
水風呂は温度計のメモリで12度前後。
冷たすぎず、それでいて芯から締まる絶妙な冷たさ。
アツアツのサ室とのコントラストが完璧で、まさに理想的なバランス。
この日は浴室の窓が閉められていたので、
外気浴は窓際ではなくトゴールの湯の脇で。
風がゆるやかに流れ、肌をなでる。
脈拍がみるみる下がり、50を切ったあたりで深く息を吐く。
静かな夜、熱と風のあいだに自分が溶けていく感覚。
サ室で鳥肌が立ったあの瞬間。
熱さと快感の境目があいまいになり、
「気持ちいい」が「心地よい」を越えていく。
北欧は、やっぱり特別な場所だと思う。
いつ訪れても安定のクオリティ。間違いなし。
サウナを出たあとは、食堂へ。
燻製オイルが切れていたので、いつものカレーではなく麻婆丼を選んだ。
思ったより量が多く、しっかり満たされて北欧の夜を締めくくった。
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